コミカルで不思議な浮遊感のあるロードムービーかと油断していると、私と同じように終盤で思わぬ展開に号泣する羽目となる。この作品は確かに少し風変わりなロードムービーの感を呈している。しかし、主人公がスミソニアン協会で受賞のスピーチを始める終盤あたりから、この映画のテーマが明らかになる。ワシントンに行くまでの妙に長いなと思わせる序盤から中盤にかけての展開は、実は終盤の見事な伏線となっており、コミカルな要素や浮遊感のある視覚的効果に眩惑されているうちに、我々は思いも寄らぬ地点に着地させられていることに気付くことになる。主人公の発明した機関がある出来事と深く結びついていることに気付いた瞬間、あまりの素晴らしさに思わずため息が出た。とにかく楽しく、いい映画。エンドロールも洒落ており、いつまでも観ていたい気分になる。お薦め。
コミカルで不思議な浮遊感のあるロードムービーかと油断していると、私と同じように終盤で思わぬ展開に号泣する羽目となる。この作品は確かに少し風変わりなロードムービーの感を呈している。しかし、主人公がスミソニアン協会で受賞のスピーチを始める終盤あたりから、この映画のテーマが明らかになる。ワシントンに行くまでの妙に長いなと思わせる序盤から中盤にかけての展開は、実は終盤の見事な伏線となっており、コミカルな要素や浮遊感のある視覚的効果に眩惑されているうちに、我々は思いも寄らぬ地点に着地させられていることに気付くことになる。主人公の発明した機関がある出来事と深く結びついていることに気付いた瞬間、あまりの素晴らしさに思わずため息が出た。とにかく楽しく、いい映画。エンドロールも洒落ており、いつまでも観ていたい気分になる。お薦め。