SAKUCHINです。
心に傷を負い、トラウマに囚われて部屋から出られなくなってしまったあなたへ
鳥かごに囚われてしまったあなたが、もう一度青空を自由に羽ばたいている未来を信じてこのシリーズを書いています。
発達障害(ADHD・ASD・LD)・境界知能グレーゾーン・イジメ・不登校・PTSD・ひきこもり・抑うつ、毒親育ち、アダルトチルドレン、辛い現実を乗り越えて青空に飛び立てます様に
では、よろしくお願いします。
お酒とタバコの精神疾患との関係と朝の散歩や入浴が、なぜ睡眠に影響するのかを生化学的な根拠に基づいて話しました。
精神疾患で治療が長期に及んでいる人の多くに
飲酒をしているという共通の生活習慣が見られます。
そして何より、禁酒・禁煙をした人は症状の改善が早いと言うこともわかっています。
あなたは、本当に治したいと考えていますか?
will not = can not
- Will not: これは「しない」という意味です。
例: I will not swim. (私は泳ぎません。)
- Can not: これは「できない」という意味です。
例: I can not swim. (私は泳げません。)
つまり、あなたが病気を治そうとしない限り、病気は治らないと言う事です。
前回の記事はこちらから↓
今日は『あなたが素直になれない理由』について話して見たいと思います。
今日の結論
ニュートラルでいよう
素直な心とニュートラルな思考
あなたが心に作った壁、言い換えれば拒絶の感情は非言語的に相手に伝わります。
その非言語的な意識の伝達によって、
『人の話を素直に聞きなさい』と言われ
あなたも相手から言われた言葉に
怒りの感情で心を満たされてしまうことがあるでしょう。
素直な心とは、偏見や先入観を持たず、オープンマインドで物事を受け入れる態度を指します。個人の成長と発展においてこのような態度が非常に大切だという事は理解はしています。
素直な心を持つことで、他者の意見や感情に共感し、より良い人間関係を築くことが可能になるかもしれません。
自分自身をありのまま受け入れることも、素直な心の一部です。自己受容が他者受容と直結していて自分を受け入れることで、他者も受け入れやすくなり、建設的な対話が可能になるでしょう。
ただ、素直になるという事はとても難しい事だと私自身も考えています。
どうしても、誰かに言われたことに対して、
『良し悪し』と言う様な自分の感情が頭に浮かんでしまうからです。
そこで、あなたに練習してほしいことは、
言われた事実を認識して、一度受け止めると言う事です。
『あーそういう考えもありますねぇ』とか
『そんな風に思っているんだ。ふ~ん』とか
自分の判断や行動は、とりあえず置いておいて
とりあえず相手の言動を受け止めて見るのです。
それが、ニュートラルに考えると言う事です。
ニュートラルな物事の考え方とは、感情的な偏りを避け、冷静かつ客観的に物事を評価する態度を指します。
ニュートラルな考え方を持つことで、過去の出来事に囚われず、未来の目標に向けて冷静に行動を計画することができるようになると思います。
また、他者の問題に過度に感情移入せず、自分の役割に集中することができます。
冷静に状況を分析することは感情的な反応を避け、より合理的で効果的な問題解決が可能になるのです。
素直な心とニュートラルな物事の考え方は、自己受容と共同体感覚を基盤とし、目的論的な視点と課題の分離を通じて達成されます。これにより、個人はより健全な人間関係を築き、自己実現に向かって進むことができる思うのです。
なぜ素直になれないのか
心を囚われて辛い思いをしている時は、現実の認識や自己評価が歪む認知の歪みが伴うことがとても多く、これにより自分の感情や考えを正確に把握することが難しくなり、素直な気持ちを持つことが困難になります。
過去のトラウマや痛みから自己を守るために防衛機制を発動することが多く、自己防衛のために感情を抑圧したり、否定したりすることで、素直な気持ちを感じることが難しくなっています。
他者との関係において不安や恐怖を引き起こすことが多く
例えば、社会不安障害や対人恐怖症の傾向のある場合、他者からの評価や拒絶を恐れるため、本当の感情を表すことが難しくなります。
家の中(コンフォートゾーン)に閉じこもっていると自己価値感の低さを感じて、自分を価値のない存在と感じるため、本当の感情を認めたり表現したりすることが苦しくなるのです。
抑うつ的な症状そのものが感情の認識や表現を困難にすることもあります。
例えば、統合失調症では感情の鈍麻や混乱が生じ、うつ病では抑うつ感が強すぎて他の感情が感じにくくなります。
ひきこもりに対する社会的な偏見やスティグマも、素直な気持ちを持つことを難しくします。また家族からの理解やサポートが不足していると感じることで、本当の気持ちを表現することをためらうようになります。
カウンセリングや通院している場合でも、治療プロセス自体に対する不安や疑念も、素直な気持ちを持つことの障壁となります。
治療に対する抵抗感や医療者への不信感があると、本当の感情を隠そうしてしまうのです。
心を囚われているあなたが、素直な気持ちを持つことが困難な理由は、認知の歪み、自己防衛機能、対人関係の恐怖、自己価値感の低さ、症状そのもの、社会的スティグマ、治療への不安など多岐にわたります。
これらの要因が複雑に絡み合い、あなたの感情表現を妨げることになるのです。
周囲の理解とサポートが、あなたの本当の気持ちを表現する助けとなるのですが、あなたの心の壁が、その障壁となってしまいます。
ニュートラルな感情を保つには
ニュートラルとは、中立と言うことで、先入観を持たないと言うことですね。
先入観を持たない、言い換えれば客観的に物事を観察することは『俯瞰する』という事で、より全体像を見ることが出来るので、より正しい判断ができるようになり人間関係を良いものにしていきます。
ニュートラルな感情を保つためのトレーニングの一つに日記があります。感情を文章としてアウトプットするのです。感情の言語化です。
ノートに書きだすことで、心の中が整理されます。
そして、少し時間をおいてから読み返してみてください。1日後、1週間後、冷静になってから読み返すと、良い事も悪いこともまた違った判断ができるはずです。
アウトプットとフィードバックを繰り返すことで、ニュートラルな感情を保つことがでる様になります。
そして感情的にならずに物事をみることが出来たなら、
以下の事を考えてみてください。
1. 自己受容と自己肯定感
自分自身を受け入れ、自分の価値を認めること。他者の評価や批判に過度に左右されずに安定した心の状態を保つことができます。
2. 他者との健康的な関係
他者と協力し、建設的な対人関係を築くこと。相手を理解し、共感し、サポートすることで、互いに安心感と信頼感が生まれます。
3. 目標設定と自己成長
現実的で達成可能な目標を設定し、努力を続けること。自己効力感が高まり、自己成長を実感することでポジティブな心の状態を維持できます。
4. ライフスタイルの柔軟性
変化や困難に対して柔軟に対応できる心の余裕を持つこと。困難な状況でも適応し、前向きな視点を持つことで、バランスを崩さずに過ごすことができます。
心のニュートラルを保持することの目的は、社会的つながりや信頼関係の形成が、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌に寄与する行動や環境だからです。
これにより、自己と他者の間に健全なバランスが生まれ、心の安定を保つことができるのです。
幸せを感じる日常とは
オキシトシンは、一般に「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」と呼ばれ、社会的絆や信頼、親密な関係を強化する役割を果たします。
以下のような行動や環境がオキシトシンの分泌に寄与していると言われています。
1. 身体的接触
ハグ、手をつなぐ、肩を叩くなどの身体的接触は、オキシトシンの分泌を促進します。これにより、相手との親密感が増し、共同体感覚が強化されます。
2. ポジティブなコミュニケーション
信頼に基づいたポジティブな対話や共感的な聞き方は、オキシトシンの分泌を促進します。相手の話をよく聞き、理解しようとする姿勢が重要です。
3. 共同作業や協力
共通の目標に向かって協力することや、チームでの活動はオキシトシンの分泌を促します。共同作業を通じて、互いの信頼と絆が深まります。
4. 感謝の表現
他者に対して感謝の気持ちを表すことも、オキシトシンの分泌を促進します。ありがとうと言うことや、小さな感謝の行動は、大きな信頼関係を築く助けとなります。
嘘のような話ですが『ありがとう』と言うだけで、言った人も言われた人もオキシトシンが分泌されるのです。
5. 社会的な支援
困っている人を助けることや支援を提供する行動も、オキシトシンの分泌を促します。また、他者からの支援を受けることも、同様にオキシトシンの分泌を促進します。
6. 共有の経験
一緒に食事をする、趣味や活動を共有することなど、共通の経験を持つこともオキシトシンの分泌を促します。共有の体験は関係性を強化し、親密感を高めます。
まとめ
共同体感覚の強化とオキシトシンの分泌は密接に関連しており、身体的接触、ポジティブなコミュニケーション、共同作業、感謝の表現、社会的な支援、共有の経験などを通じて促進されます。これらの行動や環境は、個人の幸福感や社会的な調和に寄与しているのです。
こころ穏やかに
洗濯機の回転が衣類を洗浄するように、AQP4チャンネル(透過孔)を通じてCSFが脳内を循環し、老廃物を集めて汚れを落とすように間室空間を流れてアミロイドβ・タウ蛋白・炎症性物質・不要な代謝産物などの汚れを除去します。
汚れを含んだ脳脊椎液は、リンパ・静脈系から排出されます。
睡眠が何よりも大切なのは、このような理由があるからです。
多くの人たちが自分一人で解決しようとした結果
(我慢して抱え込むことも含め)
トラウマを抱えて生きる苦しみから逃れられなくなっているのが現実です。
もしあなたが心に傷を負った直後であるならすぐに誰かに助けを求めてほしい。
まだ鳥かごの扉は開いています。
しかし、やがて鍵がかかりあなたは鳥かごに囚われてしまいます。
ただし、今現在虐待(身体的・心理的・性的・ネグレクト等)を受けている場合は直ちに専門家の助けが必要です。
絵本を作りました
でも、これだけは信じて欲しい。
あなたの価値はあなた自身が決めるのです。
人生の意味はあなたが与えるのです。
明確な答えは無いとしても、態度・行動・言動・表現・癖・野心・習慣・人格など、あらゆる行動があなたの人生に意味を与え、意味と合致していきます。
大丈夫。必ずまた大空を羽ばたける様になるから自分を信じて。
あなたが素直になれない理由とニュートラルに物事を捉えることで、良好な判断を下せるようになるという話をしました。
そして、健康のためには睡眠が何よりも大切であり、朝日を浴びて始まるサーカディアンリズムによって規則正しい日常を送ることが、青空を羽ばたくためのファーストステップであると思うのです。
では、今日はこの辺で
もし、あなた自身あるいはあなたの大切な人が心に大きな傷を負ってしまっているのなら、このお話が回復への一歩になることを願っています。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
苦しんでいる人へ
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