本日の担当は、クルーNO.2023

SAKUCHINです

心に傷を負い、トラウマに囚われて部屋から出られなくなってしまったあなたへ

 

鳥かごに囚われてしまったあなたが、もう一度青空を自由に羽ばたいている未来を信じてこのシリーズを書いています。

 

発達障害(ADHD・ASD・LD)・境界知能グレーゾーン・イジメ・不登校・PTSD・ひきこもり・抑うつ、毒親育ち、アダルトチルドレン、辛い現実を乗り越えて青空に飛び立てます様に

 

では、よろしくお願いします。  

  

 

 

前回のまとめ

囚われた心を開くために

まず最初にやって欲しいこと 

それは、朝に目が覚めたらカーテンを開ける事です。

 

精神的に安定して心穏やかな時は、

少しばかり夜更かししても残業が続いても

二日酔いでもルーティンをこなす事ができます。

 

でも抑うつ状態になると

お風呂に入ることやカーテンを開けてお日様を浴びることすら億劫になります。

 

そんな時、散歩をしたり規則正しい生活しなさいと言われても、何のために?と行動に移すことができません。

 

そして、ネガティブな感情に包まれて

辛かった事を思い出し、自分自身で心を傷つけてしまいます。

 

あなたが朝にカーテンを開き、朝日に包まれた街を歩けるようになる事を祈っています。

 

 

ひきこもりの理由

 

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現在、日本には、社会との関わりを避けるひきこもり状態の人が140万人以上いるんだそうです。

 

理由は人それぞれで、

発達障害(ADHD・ASD・LD)・境界知能グレーゾーン・イジメ・不登校・PTSD・ひきこもり・抑うつ、毒親育ち、アダルトチルドレンなど多くの人が鳥かごにとらえられているのですが

 

仕事をしていても極端に社会との接触を避けているのなら、それも「ひきこもり」の状態とかわらず、そう考えると更に多くの人がひきこもり状態にあると言えます。

 

ただ、何らかの病的な状態であるのに

精神疾患や発達障害という様な病名がつく事を避けようとする本人や家族がいるのも事実で

 

それは、社会福祉に繋がらないという事にほかなりません。

 

家族の病としての病理

 

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家族の誰かが『ひきこもり』状態にあるとき

『自分に原因がある』と自分も家族も感じています。

実際双方に原因があることも多いでしょう。

 

発達障害や境界知能は遺伝によるところが大きいですし、生きづらさを感じつつも生活できる場合も多く

 

親の虐待や過干渉が原因で、自己肯定感を保持できず

自信を持って将来に向かって進むことができる状態

自己効力感を持つ事の出来ないひともいるでしょう。

 

自己効力感とは
「僕にはできる」
「絶対に成功する」
と感じる事ができる目標を達成する事を可能にする能力を自分自身が保持していると認知している状態

無条件で自分の可能性を肯定する感情の事

 

ひきこもりの状態にあるのだとしたら

それは、家族としての病理だと考えることが必要であり、家族だけで解決しようとしても難しいことですから、社会福祉に繋がる事がとても大切なことだと思っています。


何を考えてしまうのか

 

 

 

ひきこもり状態にあると、外出できないことによって自己否定や社会や人への恐怖(不安感)が強まり悪循環に陥ります。

 

①外出できない事

外出できないことによって社会とのつながりが断たれ、孤立感や孤独感が強まります。

 

外出することが怖い、不安であると感じるため、安全な場所である自宅にこもりがちになります。

 

また、外出する際には周囲の目が気になる、他人とのコミュニケーションが苦手であるといった理由から、外出すること自体が高いハードルとなり、ますます外出を避けるようになるのです。

 

②自己否定

これまで出来ていた事ができない。『自分は普通とは違う』そんな想いは自己否定感を強めていきます。

 

自分はダメな人間だ、他人とは違う存在といったネガティブな思考に心が支配されてしまうのです。

 

外出できないことが自分の劣等感や自信の欠如を助長し、自己肯定感を低下させることにつながります。

 

③社会や人への恐怖(不安)

社会や人に対する恐怖が日々増大します。

外出することで他人との接触が避けられますが、社会や人への不安や恐怖は蓄積され、ますます外出を避けるようになります。

 

この恐怖感が強まることで社会とのつながりが希薄となり、孤立感や孤独感が深まっていきます。

 

その悪循環から抜け出すことは、年月が進むにつれ難しくなって行きます。支援や理解を受けながら、徐々に外出する機会を増やし、自己肯定感を高める以外、鳥かごから飛び立てる日はやって来ません。

 

しかし、簡単に負の感情をやわらげ、

幸福感をもたらすものがあるとしたら

あなたはどうしますか?

 

ゲームに依存する理由

 

脳の発達が完了するのは、20代半ば位と言われていて

思春期の頃は、本能に係る大脳辺縁系は理性による制御も不安定です。

 

  • 不安を感じる扁桃体
  • 報酬系の即座核
  • 記憶を司る海馬

 

例えば、学校で嫌なことがあり、不登校になったとします。

これは、扁桃体の活動による恐怖(不安)ですが、ゲームをする事で、報酬系ホルモンが分泌されて不安が解消されます。

ゲームをすると不安が軽減するという経験が記憶として定着して、ゲームをやらないと不安になるというサイクルが生まれてしまいます。

 

ゲームは外に出なくても正のサイクルを回してしまうので、辞められなくなってしまいます。

(正のサイクル=行動した結果による報酬)

 

ゲームを取り上げてしまうことは、唯一感じることが容易な幸福感の源を奪う事になってしまうのです。

 

ただ、子どもの場合は成長とともに

脳が発達していく段階で、大脳皮質(前頭葉前野)・理性による制御が始まるので、生きてさえいれば解決に向かって行くとも言われています。

 

家族の病理として

ひきこもりの問題を抱える家族の不安はとても大きく、責任感による感情的負担は小さくありません。

 


誰に相談すれば良いのか

どこの病院に行けば良いのか

一番は保健所や役所の福祉課に相談して、適切な医療機関等を探すことが第一歩だと思います。

 

心のケアは医師でも得手不得手があり、ひきこもりの原因も色んなケースがあって簡単ではありません。

 

正のサイクルを回すには

 

 

負のサイクルによるひきこもりという鳥かごから旅立つためには、幸せになる勇気が必要です。

 

そしてそれは、外に出る事からはじまります。

成功体験を積み重ね、自己肯定感を育み、外出する勇気を後押しするのです。

 

それはやがて、自己効力感としてあなたの夢の実現へと繋がっていきます。

 

失敗しても良いのです。

もし、あなたに何らかの障害があったとしても

できる事は必ずある。

 

 

そして、

あなたを必要とする誰かがどこかにいるはずです。

 

ただ、その未来は外にしかありません。

 

  • カーテンを開けてベランダに出る。
  • 玄関を開けて外に出る。
  • 外を歩いて空気を感じる。

 

その一つ一つがあなたにとって挑戦であって

勇気が必要になりますが正のサイクルこそが

『生きるサイクル』だとわたしは思うのです。

 

もし、あなたが悩みを抱えているのなら
一人で悩まないで 

多くの人たちが自分一人で解決しようとした結果

(我慢して抱え込むことも含め)

トラウマを抱えて生きる苦しみから逃れられなくなっているのが現実です。

 

もしあなたが心に傷を負った直後であるならすぐに誰かに助けを求めてほしい。

 

まだ鳥かごの扉は開いています。

しかし、やがて鍵がかかりあなたは鳥かごに囚われてしまいます。 

 

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ただし、今現在虐待(身体的・心理的・性的・ネグレクト等を受けている場合は直ちに専門家の助けが必要です。

 

 

 

 

性犯罪被害相談電話 #8103(ハートさん)

支援情報検索サイト

  

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よければ読んで見てください。

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子どもの心を強くするための絵本です。


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でも、これだけは信じて欲しい。

あなたの価値はあなた自身が決めるのです。

人生の意味はあなたが与えるのです。

 

明確な答えは無いとしても、態度・行動・言動・表現・癖・野心・習慣・人格など、あらゆる行動があなたの人生に意味を与え、意味と合致していきます。

大丈夫。必ずまた大空を羽ばたける様になるから自分を信じて。

 

今日は、

家族の病理としての

ひきこもりについて話してみました。

 

ひきこもりは鳥かごに心を囚われた状態です。

 

不安を取り除く方法としてゲームにはまる。

それは、脳の報酬系ホルモンの分泌によって鳥かごの外に出られなくなった原因を排除しなくても、不安な感情を払拭できてしまうからなのかもしれません。

 

この場合、ゲームを取り上げられてしまうと

不安を解消する手段を失うことになります。

ただ、ドーパミンやエンドルフィンによる幸福感や多幸感は長続きせず、依存性があります。

 

セロトニンによる幸福やオキシトシンによる幸福を感じる事で不安を軽減する、そんな生活をおくれるように家族で考えることが必要なのだと思います。

 

では、今日はこの辺で

 

もし、あなた自身あるいはあなたの大切な人が心に大きな傷を負ってしまっているのなら、このお話が回復への一歩になることを願っています。

 

最後まで読んでいただき

 ありがとうございます。

 

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