クルーNO.1001
アニおた担当のYOU-MINです。
アニおたシリーズは、悩みの答えや幸せになるヒントをアニメや映画に求める
アニおたYOU-MINがお届けするお話です。
発達障害(ADHD・ASD・LD)、境界知能グレーゾーン、イジメ、不登校、抑うつ、PTSD、引きこもり、毒親育ち、アダルトチルドレン等、悩めるあなたを応援しています。
昭和19年2月
広島から東洋一の軍港の街呉の
顔も知らない人のもとへ嫁いだ少女の物語
原爆の日(8月6日)へのカウントダウン
漫画「アクション」連載こうの史代原作
この世界の
(さらにいくつもの)
片隅に
をお送りします。
あらすじ
引用-映画『この世界の(さらにいくつも)片隅に』
公式サイト
虫
このお話には、多くの虫が描かれています。
セミに蝶々、玉虫、アリンコ・カブト虫・トンボ・ハエ(ウジ)・シラミ
戦争で何もかもなくなっていき、砂糖も貴重品
でもカブト虫は、何事もないように木の蜜を吸う。
何度も登場する食事のシーンがとても印象的で
生きるためには食べないといけない事をあらためて考えさせられます。
人々は道端の野草を摘んだり、爆撃で海面に浮かんだ魚を取ったり、水カサを増して米を炊いたりと献立にも工夫を凝らし、でもそんな非常時の食事が、なんだか楽しそうに見えるのです。
「泣いてばかりじゃ勿体ない。塩分がね。」という言葉に人々の強さを感じます。
大切な人が亡くなってもお腹は減ります。
生きていくためには食べなくてはいけないのです。
それは、人も虫も同じで
終戦の空を飛ぶトンボはまるで空襲の戦闘機のようでもあり、季節から考えると外来のウスバキトンボが空を舞っている。
玉音放送で終戦を知り、
舶来品による食事で生きる自分たちも
外来のトンボが在来の虫を食べるがごとく
「じゃけぇ、暴力にも屈せんと行かんのかね」
屍人の体を貪るハエ(ウジ)
広島から連れ帰った孤児の少女から湧き出すシラミ
シラミに吸われても生きる少女
それでも毎日は続いている
たんぽぽ
タンポポ占い
ヨーロッパの綿毛を使った恋占いの方法として、「好き、嫌い、好き…」と唱えながら綿毛を吹いて、
一息ですべての綿毛を飛ばすことができれば
「情熱的に愛されている」
少し残れば
「心離れの気配がある」
たくさん残ってしまえば
「相手があなたに無関心」
という占いもあるそうです。
スズさんの吹いたタンポポの綿毛は大半が残っていましたが、綿毛の飛んだその先には、周作がいました。
会話を交わす二人
「ここいらのタンポポは白いんですねぇ」
「江波のんは違うんか?」
「お、黄色いのもあるで」「ん」
タンポポを摘み取ろうとする周作
止めるすず
「遠くから来とってかも知れませんし」
「なんじゃぁ元気ない思たら広島が恋しゅうなったんか」
「なっとらんです」
黄色いタンポポは、西洋タンポポですねぇ
出会い
この物語には、不思議な二つの出会いがある。
- 一人は、子供の頃に化物にさらわれた時に出会った少年
- もう一人は、草津のおばあちゃん家の天井から出てきた座敷童
夢なのか、幻なのか
いつも、ほんわかなスズさんにはわかりません。
- 不思議な少年との出会いは、終戦後広島の街の橋の上で知ることになります。
- 座敷嵐との出会いは、エンドロールで知ることができます。
夢見の才能
- 戦前を生きた曽祖父母
- 戦後を生きた祖父母
- 高度成長とともに育った両親
今日は、こうの史代さん原作の
この世界の
(さらにいくつもの)
片隅に
今日の幸せを
今日という日常を
大切にしたいと
考えさせられるお話しでした。
YOU-MIN
最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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