卒業式スペシャル☆教官方２

引き続き、教官方編です

S教官

Q、9カ月大変お疲れさまでした。今の率直な気持ちを聞かせてください。
A、はい。疲れました　いっぱいいっぱいです
とりあえず、ホッとしていますね　
一人だけ残念ながら、大きな怪我のため。

まだ卒業出来ない人間がいるんですけど、
他の人間は大きな怪我なく実地訓練も無事終えて、
よかったなあと、まずはホッとしてます　

Q、32期はどんな風な期に見えましたか？

A、今期は年齢層がかなり低い。

平均年齢は低いけど、年下と年上の差が凄くあった。

それから、女子が5人いた。

それらの点から、注意する時にどういう言い方をしたらいいのか、

いろいろと悩みましたね　　

一番下を基準にモノは言っていましたが、そうすると一番上の人間が、
「何を言っているのだろう」と、思いながら聞いている

ということはありましたね。
一番下に合わせて言うんで、そういうことは言われましたね。

女子がいた分ちょっと、教官側も優しくなっちゃったかなあ・・・・

というのもありますね。
もうちょっときつくしてもよかったのかなぁ、というのもありますけど、
結果がどう出るかですね。

Q、S教官は、今期も生活指導ご担当ですか？

A、生活指導は、誰が担当というわけではなく、全教官が見ているんですよ。
ただ、僕がうるさく言っているので、

「生活指導担当」という風に見られていると思うのですが… 　

選手になって、選手宿舎に入れば、他の人間と一緒に暮らすわけですよ。
4人1部屋という宿舎もあります。

その時、隣に汚い奴がいたら嫌でしょ？

少なくとも、レース期間中はそこで他の人と暮らすわけですから、
人に迷惑かけないように、ちゃんと綺麗に生活するようにしなさいよと、
そういうことなんですよ。
それで、うるさく言っているんです

ところが、お坊ちゃま・お嬢ちゃまばかりで、なかなか直らないですね。

レース場行けば、恐い先輩がいるから、治らなかった奴は、
レース場で苦労するんですよ

Q、本人次第ですからね(笑)。
また、S教官は、31期の時は本当に厳しい教官だなあ～という感じでしたが、
今年は厳しさもありつつ、32期生からは人気があるように見受けられました。

A、 本当は、そういう教官ではいけないんですけどね。
本来は、嫌われるくらいじゃないと
ここを出る時「もうあの教官の顔見たくない」って

言われるのが僕の理想です。

教官はみんな同じレベルでやんなきゃいけないと思うんですよ。
全体のバランスが取れませんし、

候補生も「こっちはこう言ってるけど、こっちはきついこと言う。

どっちが正しいんだろう？」と混乱してしまいます。
ですから、僕自身は、なんと言われようと、

もっと厳しくしたかったというのはありますね。
やはり命掛かっていますので

Q、最後に、32期にはなむけのメッセージをお願いします。

A、本人たちには何度も言いましたが、ここはひとつの通過点です。
卒業したからＯＫではないし、ただのオートレーサーになるんじゃない。

ひとつひとつ積み重ねて努力して、強くなってほしいですね。

どんな時も諦めずに、選手である以上は諦めずに努力をし続ける、

そして、頂点を目指す

ひとつひとつ積み重ねていって、頂点を目指し続けて、
妥協のないレースをしてほしいです。
頑張ってほしいですね　

次はこちらの教官、

N教官

Q、9カ月大変お疲れさまでした。今の率直な気持ちを聞かせてください。

A、そうですね、ホッとしたというのが一番ですね。
実地訓練では、浜松以外全部行ったのですが、

候補生たちのレース場での様子を見ていたら、

「なんとかやっていけそうだな」と思う事ができ、

一安心しています　　

Q、32期は、どんな期でしたか？

A、以前、自分は30期を担当したことがあるのですが、

時代が変わったのでしょうか、昔堅気というか、

難しい人間は少ないのかなと思いましたね。

良いか悪いかはわかりませんが、楽しそうにやってますしね。

柔らかい人間が多かったように思います

Q、実は、女子候補生に、N教官人気でしたよ。

A、あ～～。それを聞いてから凄くやりづらくなっちゃったんですよね
（スタッフ一同大爆笑）
でも、アイツらも宿舎の時と訓練の時では区別しているので、

実際は全く気にしていませんでしたけどね

Q、32期にはなむけの言葉をお願いします。

A、レース場行って、たぶんキツイことばっかりだと思うけど、

自分自身の努力次第で上にも下にも行ける世界だから、

頑張って精進して、立派なレーサーになってください

続いては、好代の一押し！

M教官

Q、9カ月大変お疲れさまでした。今の率直な気持ちを聞かせてください。

A、お疲れさまでした！率直なところ、ホッとしたのもありますし、

終わってしまった淋しさもあります

明日も、これまで通り、朝早く目が覚めてしまうような気がします。
「教連やらなきゃ」って。これからどうなるんでしょうね…

Q、32期はどんな期に見えましたか？

A、最初来た時に、若い子もいましたし、上は30代の子もいました。

また、いろんな経歴を持った子がいますし、

前期と比べて女子が5人という形でバリエーションに富んでいたので、

最初のうちは皆個性がバラバラでまとまってない…

まあ、しょうがないですけどね。

それが、段々と訓練課程を経ていくことによって、

まとまりが出て来たな、と感じました。

最後はみんな仲良くなったのではないでしょうか　

Q、鈴木宏和選手から「自分だけに厳しいんじゃないか？！」という

コメントがあったのですが？？その辺りは…(笑)？

A、　いや～、それは、ない、ない
最初のうちは厳しくした部分もありますが、

浜松の実地訓練では、随分気を利かせてくれるところもありまして、

正直なこと言うと、「大好きでした」
（スタッフ一同大爆笑 ）

Q、最後に32期に向けて、はなむけの言葉をお願いします。

A、選手となったからには、レース場に行って、

プロとしてしっかり結果を残して、僕たちを楽しませてください。

頑張ってください

礼素好代