引き続き、インタビューシリーズをお伝えします
19番 押田 幸夫(おしだ ゆきお)候補生
29歳/埼玉県出身
Q、養成所にくるまでは、何をしていましたか?
ケーブルテレビで営業マンをしていました。
オートレースの試験は過去5回受けました。
約10年越しで、
ようやくオートレース選手候補生として入所することが許されました。
Q、オートレーサーになりたいと思った志望動機・きっかけは?
昔から川口オートレース場に父が連れて行ってくれて、
兄と一緒に行っていました。
先に兄(27期 押田和也選手 )が船橋オートレースの選手になりました。
自分も同じフィールドでやりたい。
兄の背中を追いかけるのが長かったが、
同じフィールドに立って、兄を追い越したい。
オートレース界NO1を目指せるように頑張りたいです!
Q、自分の競走車が決まって、いかがですか?
バイク自体は原付しかもっていなくて、
バイクに乗るのはこの競走車に乗るのがほぼ初めてです。
自分には時間がないので、1日1 日1分1秒を大事にしていく気持ちで、
毎日訓練に励んでいます。
Q、お兄さんからは何かアドバイスはありましたか?
「頑張れよ、甘くないぞ」、と言われました。
Q、養成期間、どのように過ごしていきたいですか?
M教官(恐い役)からも言われているのですが、
「誰よりも多く、1周でも1コーナーでも多く周れ」
という言葉が印象に残っています。
日々努力して、みんなをあっと言わせるような走りを見せたいと思います。
押田候補生、10年越しで夢を諦めずに、頑張ってきたのですね。
オートレースに兄弟レーサーは何組かいらっしゃいますが、
お兄さんの存在は、憧れでありライバルであり・・・
ここに来るまでの苦労を、誰よりも感じているのではないでしょうか。
そしてこの粘り、諦めない気持ちを、レースで見れる日が今から楽しみです。
20番 片野 利沙(かたの りさ)候補生
19歳/千葉県出身
Q、養成所にくるまでは、何をしていましたか?
小学校5年生からロードレースをやっていました。
Q、オートレーサーになりたいと思った志望動機・きっかけは?
これまでは、ロードレースで地方選を走らせていただいましたが、
食べていけなくて、他にバイクで食べていける仕事を考えたとき、
オートレースがありました。
監督に薦められたこともあり、いいな!と思って応募しました。
Q、自分の競走車が決まって、いかがですか?
これから、これを乗りこなして行かなければならないので、
整備面の不安はありますが、努力でカバーして、
ちゃんと覚えて、早くなれるように頑張りたいです。
ロードとは、パーツも乗り方も全て違うので、
まっさらな気持ちで、
オートにあわせた乗り方とか、走りができるように頑張ります。
Q、養成期間、どのように過ごしていきたいですか?
言われたこと、覚えなくてはいけないことをしっかり覚えて、
早く走れるように、周りの子達にちゃんとついて行けるように、
ちゃんと卒業できるように、9ヶ月間頑張りたいです。
笑顔のかわいい、天然癒し系キャラの片野候補生。
みんなからは「りさっち」と呼ばれていますよ。
声も本当にかわいいんですよね~
初めてあった瞬間、虜になってしまいました
ですが、ここ養成所では、かわいい声は厳禁!不要!
きっと、教官からも厳しい指導があったのではないでしょうか?
2回目に会った時は、本来のかわいい声は封印して、
しっかりした、腹から出ている声に変わっていましたよ。
「大きな声、出てますね」と伝えると、
「ホントですか~。嬉しいです。頑張ります!」と、
元のかわいい声で答えてくれるりさっち。
やっぱり、かわいいです。
先日、エッグスタンドに見学に来ていた、
片野候補生のご両親にお話をうかがうことが出来ました。
「養成所では、訓練・整備はもちろん、生活も全てひとりでやるので、
きちんとできているか心配です。
これまでは、家でぬくぬく生活していましたから。。。
同じバイクの世界といっても、器用な子じゃないから・・・心配です。」
お母さんによると、片野候補生は、小さい頃は、内気な性格だったそうで、
何かひとつ自信をつけるために・・・と、ロードレースを始めたそうですよ。
それが今では、オートレーサーになろうとしているのですから、
本当に頑張り屋さんだと思います。
礼素好代