３３５ｉ エンジン出力低下！
エンジン不調で入庫のＥ９０は、神戸市のＴ様です
テールパイプ２本だしは３３５ターボの証です。
エンジンをかけるとすぐにアイドル不調になり、
ポーンととんでもない警告が点きます。
コンピューター診断でハイプレッシャーポンプのエラーです。
直噴エンジンなので、フューエルポンプで汲み上げられた燃料を、
更に加圧して燃焼室に噴射するのに高圧のポンプが装備されます。
そのポンプ圧が冷感時に上がらずフェイルセーフに入って警告が点きます。
さて作業ですが・・・ギッシリと詰まったエンジンルームの
何処にハイプレッシャーポンプはあるの？
と思いつつエアボックスやサクションパイプ類を
どんどん外していきまして。
ようやくたどり着けましたが、あの１本のボルトはどうやって
ゆ・る・め・る・の？
てなことをブツブツ言いながら、またも知恵と工夫と
ある工具を駆使して・・・
ようやく外れました。
バキュームポンプから回転をもらっているようです。
新旧のパーツですが、ある年式から対策品に変わっているようなんですが
見た目ではわかりません。
新品の部品供給はなくコア返しのリビルト品での供給です。
スロットルバルブ（実際はＶＶＴなので回転制御はしていない）
も汚れていたのでついでに掃除しました。
最後に履歴を消去して、ポンプ圧をチェックし終了です。
Ｔ様この度は有難うございました。
と納車した直後Ｔ様が帰ってこられて、
”また同じ警告が点いたよ”
え～～！とびっくりしましてお話を伺うと、
久しぶりの愛車なので２速フルブーストで坂道駆け上がったら点いたと。
Ｄレンジで極々普通に走ると点かないそうで、コンピューターを
当てるとブースト圧が低いのでエラーだそうです。
エラーの結果を教えてもらっても原因は？っとブツブツ。
ローブーストということはどこからかエア吸い（エア漏れ）か？
バキュームパイプが怪しいと踏みまして
インマニやバキュームコントローラーに取り回しているパイプ類を
点検していくと・・ありました負圧と加圧の脈動をダンピングさせる
目的のバキュームリザーバーと呼ばれるチャンバー室のたけのこ
ニップルが折れているではありませんか。
左上のリザーバーに入るチューブの取り回しが
きついようで引っ張られて上側のニップルが折れたようです。
下側のニップルだとわからなかったかもしれません。
交換作業後２速と３速でフルブースト走行で点灯しないことを
確認、お客様にご説明させていただきまして納車となりました。
Ｔ様今後共よろしくお願いします。有難うございました。
ＢＭＷの事なら 販売から修理、車検、鈑金、保険 すべてオートリバティへおまかせください！
当社では他社でご購入されたお客様やディーラーでメンテナンスされていたお客様、
個人売買等でご購入されたお客様でもご入庫は大丈夫ですので
お気軽にお問い合わせください。
10台程の無料代車もご用意しておりますが、予約制となっておりますので
お早目のご予約をお勧めします。
車検相談→http://www.auto-liberty.com/service
整備相談→http://www.auto-liberty.com/consultation
㈱オートリバティ
ＢＭＷ担当 進藤（シンドウ）
ＢＭＷ整備担当 巴（トモエ） 藤原（フジワラ）
ＴＥＬ078-743-1818
ＦＡＸ078-743-1806