今回は、前回にバスケットシャッターの修理をしたレッツ4バスケットと同車両となります。
内容としては、走行中エンストを繰り返すとの事です。
エラーコードで調べてみると、IACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)と出ますので黄色囲みのヘルメットボックスを取り外していきます。
上写真のオレンジ色囲み部分を拡大した下のヘルメットボックスの赤色囲み部分に、ひび割れした破損が有ります。
ヘルメットボックスを裏がしにして底部から見てみました。
オレンジ色囲み部分を拡大したヘルメットボックスの赤色囲み部分に削れできたような穴が開いてしまっています。
赤色矢印のIACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)のコネクタが破損しています。下の写真は上写真のオレンジ色囲み部分を拡大したものです。
ピンク色囲みがIACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)です。
コネクタを同じ形状の青色矢印の良品コネクタと組み換えていきます。
コネクタ赤色部分が破損したピンク色囲みのIACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)を水色囲みの良品IACバルブと交換する事にします。
スロットルボディーの汚れた茶色矢印部分も水色矢印の様に綺麗に清掃しておきます。
黄緑色囲みの様にIACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)を組み込み配線を取り付けてエンジンを始動させてみますが、アイドリングがまだ不安定です。
配線の接触不良を考え配線を手で触ってみますと、赤色囲み部分付近でアイドリングが安定したり不安定になったりとなるので、この部分の配線が断線しかけていると考えられます。
ワイヤーハーネスの絶縁テープを取り外していきます。
下写真の赤色囲み部分が先程接触不良を起こしていた部位となります、
赤色矢印部分が、かなり折れ曲がっています。
ターコイズ色矢印の良品コネクタ付配線へ取り換えていきます。
古い配線を赤色矢印の位置よりエンジン側で切断し、ターコイズ色矢印の配線を青色囲みの圧着端子で接続していきます。今回は半田付けでなくギボシ端子接続でいこうと思います。
伸縮チューブで絶縁をし、絶縁テープを巻きつけて元の様にしていきます。
今回、交換した部品です。
IACバルブ(アイドルエアコントロールソレノイドバルブ)のコネクタ接触で穴が開いてしまったヘルメットボックス底部の赤色矢印部です。
エンジンを始動させ、アイドリング不調が無くなりましたので作業は完了となりますが、エラーコード消去後、再度エラーコードが発現しないか見ておく必要もあります。
(エラーコードが出る場合は再度点検整備していく事となります。)
下記のブログにも関連情報を載せていますので、宜しければご覧下さい。
※今回の原因としては積載過多等によるリヤ沈みこみ大や、リヤショックアブソーバーのヘタリ等が原因では無いかと思われます。このような故障は稀ですが過去にも何台も有りました。