今回は、レッツ4で始動直後にエンジン停止し、一旦は再始動したものの、その後は始動不可となっってしまったケースについてです。
燃料、バッテリー点検、プラグ点検、エアーフィルタ点検をしましたが異常は有りません。
ピンク色囲みのカプラーでダイアグ点検を行ってみますが、異常無しです。
次にプラグの火花を確認しますが、オレンジ色矢印の接点に全く火花が出ていません。
プラグキャップとエレクトリックコントロールモジュールの点検をしますが異常は有りません。
ラベンダー色矢印のイグニッションコイル・配線の点検へ進んでいきます。
黄色矢印の10mmボルトを取り外していきます。
ラベンダー色矢印のイグニッションコイルと配線を点検してみますが異常は有りません。
次に点火信号を出すピックアップコイルの断線が疑わしい為、ステータコイルの点検をしていこうと思います。
黄色矢印のステータコイルの配線を固定している黄色囲みのクランプを取り外していきます。
黄色囲みのシート及びメットインBOXを取り外していきます。
黄色囲みのリヤキャリア及びフレームカバーの取り付けネジを取り外していきます。
ステップボードの取り付けネジを緩め外して、バッテリー・エレクトリックコントロールモジュール等を取り外していきます。
黄色囲みのフレームカバーとステップボードを一体のまま上側に抜き取っていきます。
下はオレンジ色囲み部分を拡大した写真で、赤色囲みがステータコイルのコネクタとなります。
赤色囲みのコネクタの各配線を点検していきます。
点検の結果、赤色矢印のピックアップコイルが断線してしまっています。
黄緑色矢印が充電コイル・水色矢印がヘッドランプ等の夜間電源のコイル配線となります。
下記のブログにも関連情報を載せていますので、宜しければご覧下さい。
※今回はステータコイルのピックアップコイル断線により、点火信号がエレクトリックコントロールモジュールへ送られなくなりプラグの火花が出なくなったのが原因でした。