12月に入り少し寒くなったかと思ったらポカポカ暖かい日が続いたり
体調が悪くなる人もいます。
クルマもコンディションが変わると不調を訴える子もおります。
松田クンもその一人です。
クランキングしてもエンジンがさっぱり、かからない始動不能状態です。
RX8の前期モデル走行10万Km超えなのでエンジンコンディションは少し深刻です。
お客様のガレージでは対応が不可能なので積載車を廻して工場まで入庫
クランキング音(ロータリーはクランクシャフトが無いので何ていうの??)が弱く
圧縮が抜けたような頼りない音
13Bのエンジンは2ローターでプラグが4本ありますがリフトで上げて
ホイルハウスからの作業です
1ローターに2本 TとLのプラグが使用されています、これを外してクランキング
Pgホールの中の燃料を排出する作業を、ひたすら行います。
バッテリーをバックアップして燃料ポンプをカットした後、ひたすらクランキングと
エアブローでローターハウジングの燃料を吐き出させます
「掃気作業」といいますが一度かぶらせるとナカナカ大変3~4時間かかることもザラです
このRX8はクランキング時にアクセルペダルを全開にすると燃料カットして「デチョーク」作業が
できるのですがポンプリレーを外した方が確実ですね。
やっとこさ初爆がありエンジンが始動したあとはローギヤでEGを廻して10kmくらい試運転
プラグを焼き切ってから停止しないとまた元の状態になりかねません。
走行キロから圧縮圧力は確実に低下しているのでローターとハウジングの機密をしている
アペックスシールやローターの燃焼室のカーボンを焼くためにワコーズの「RECS」を施工します
ロータリーエンジンへの「RECS」などの液剤チューニングは賛否両論があります。
ポイントとしてはあまり急いで作業をすると堆積したカーボンが剥がれアペックスシールに
挟まってローターハウジングを傷つける恐れがあります。
通常の4シリンダーエンジンで1時間弱の作業ですが1ローターで1時間半ほど2ローターなので
合計3時間弱かけてゆっくり作業します。
RECSの作業後に試運転すると中速から高速にかけてのトルクが増えた感がします
アイドリング時の音も少し変わってきました。
但し、これで根本的に治ったわけではありません
今回入庫のエンジン始動不良は「かぶり」によるもので根本的にはエンジンの三要素
「良い圧縮」「良い点火」「良い混合気」の良い点火を補てんしているだけで
良い圧縮についてはRECSによりやや改善程度と思われます。
その証拠に走行後にエンジンを止めしばらくして再始動するとエンジンが、かかり辛い症状が
出てきます。
う~ん 次の手としては「あれ」しかないでしょうね
次回は「あれ」を紹介します 