【他人が笑おうが笑わまいが、自分の歌を歌えばいいんだよ。】

大好きなカマラメイナクさんの作品。


最近アマゾンの情報をよく耳にする。

今年4月、ブラジルインディオ・ヤノマミ族のリーダー、ダビ・コペナワ氏が京都に来日しメッセージを伝えていた。また5月の新宿伊勢丹『ART Is. TOKYO GALLERY』 では、ブラジルインディオ・カヤポ族による素晴らしいプリミティブアート作品が展示されていた。カヤポ族の貴重な作品たちは、熱帯森林保護団体(RFJ)代表・南研子さんによる秘蔵コレクションによるもの。


かくいう私も随分前、南研子さん(RFJ)が主催するイベント『アマゾンの侍たち×岡本太郎』にお邪魔させて頂いたことがある。まだまだ精神が未熟で「アマゾンの森林を守ろう」の言葉の真意を理解出来ず、自分を着飾るためファッション感覚で参加したという愚かさであった。


昨日(6/5日)、NHKラジオのある番組に南研子さんがゲスト出演されていた。テーマは『アマゾンアートで熱帯の森を守りたい』というもの。研子さんの言葉は、本やネットの知識でなく自らの経験から基づいた生身であり、お飾りのない容赦のない言葉たちは、グイグイと私の胸に刺さりまくるのであった。アーカイブを是非ご視聴頂けたらと思うが、バイブレーションをなんとかすくいとることができたほんの一部を綴ろうと思う。

https://www.nhk.jp/p/manmaru/rs/GNWPP74MG4/episode/re/4K8PQ9V72R/


アマゾンの森林の中に入ると人間はちっとも偉くないということ。アマゾンのある部族は『今』しかない(過去も未来もない)生き方をしており、瞬時瞬時を本質で生きているということ。

またアマゾンにはアートという概念がない。生きている人間全員が歌い踊り、比較も競争も評価システムもない。貨幣制度も導入されていないので、アートを作る道具や材料も「買えばいい」という発想がなく、魚の鱗をヤスリに使ったりと全てがイマジネーションの世界。


現在もなお森林破壊は続いているが、それらは先進国によるもの(お金や便利さを得るため行われている)。事実を知らないということは、間接的に森林破壊に加担していることになるかもしれないということ。「二つある手の、片手は自分の幸せの為に使って、もう一つの手は誰かの幸せの為に使ってあげて下さい。幸せでない人が他人を助けられない」とは研子さんによる言葉。

私自身もまず自分が喜ぶことを、そして家族、地域活動をと意識している。自己犠牲では人さんを救うことなんて到底出来ないと感じる。


数ヶ月前から少しだがアマゾンと石川県の被災地へ寄付させて頂いている。寄付を始めて「貯金しなきゃ」とか「将来どうしよう」という不安がなくなってきた気がする。自他同一というかみんな繋がっていているという感覚? エラそうにすみません🍥💦💦


研子さんは1989年、初めてアマゾンの長老ラオーニと会った際、言葉はわからないがアマゾンの風や動物や植物、精霊さんを感じ「この人は無我なひとだ」と思ったのだそうだ。言葉で説明することは難しいが、『アマゾンの森林を守る手助けをしてくれないか?』と情報としての直接的なメッセージではなく、アマゾンの全ての精霊さんから託されたインスピレーションを受け取られたのかなぁと個人的には感じている。

ラオーニ。兎にも角にも「支援も人生もぜんぶたまたまですよ」と笑い飛ばす研子さんのラフさ(強さ)にガツーン胸を打ち砕かれた。


話はズレるが、画家のセザンヌはひたすら山を描いていたけれど、表層的には山を描いているけれど、果たしてそれは本当に山を描きたくて描いているのか? それともその向こう側の...、我々には感知出来ない世界(精霊さん)に突き動かされて描いているのかもしれないし、そもそも人間にしか理解出来ないものを描くことじたいがおかしいのであって。ぬー、ナニが書きたいのか言葉は難しいにゃあ。


精霊さんの言葉を受け取るには『直観力』を鍛えることだと常々思うのだが、直観を鍛えるには自然に沿った生き方をすること...、道具に頼りすぎないことが大事と思う。スマホもそうだし、朝起きたら時計を見ることなく何時か言い当てることが出来るとか、空を見て空気を感じて天気を予想したりだとか、人間がもともと持っている本能を呼び起こすということ(意識が四次元五次元世界に入る物質を摂取することも方法のひとつだろうが、禁止されている国で使用するのは好きではない)。

また自分が今使ったり口にしているものは、一体どこから来て誰の手を渡ったものか説明がつくようになりたい。


ニンゲン自身が本来持っている無限宇宙を、この世で形にする力。アマゾンの森林に私は生かされているということに感謝しながら今日も生きる。


不勉強な上、拙い文章でごめんなさい🍥🙏✨

 読んで頂きましてありがとうございます。


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南研子(みなみ・けんこ)

特定非営利活動法人・熱帯森林保護団体(RFJ)代表。1989年、イギリスの歌手スティングのワールドツアー「アマゾンを守ろう」にスタッフとして関わったことをきっかけに、団体を立ち上げる。活動は今年で35年を迎え、アマゾンに滞在し、現地の人たちと寝食をともにした日数は2000日をこえる。著書に『アマゾン、インディオからの伝言』『アマゾン、森の精霊からの声』(ともに本の木)新刊に『アマゾンのふしぎな森へようこそ! 先住民の声に耳をすませば』(合同出版社)。2014年毎日新聞「地球未来賞」受賞。

https://www.rainforestjp.com