皆さんこんにちは、MECです
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今回は、前回に引き続き、水素エネルギーについて。
現在、新たなクリーンエネルギーとして、水素が注目されており、
世界中の企業が水素エネルギーの実現に向けて稼働しています。
オーストラリアと日本も国をあげて水素の活用に向けて
動き出しており、現在、両国を繋ぐプロジェクトも始動しています。
ではどのようなプロジェクトなのでしょうか
みてみましょう
(記事元:川崎重工HP )
場所はオーストラリア・メルボルンから
東へ約150㎞のところにあるラトロブバレー。
周囲は14kmにわたって褐炭層が広がっています。
”日本の総発電量換算で240年分に相当するエネルギー量”だそう。
ここで、その褐炭のガス化を、
日本のJ-POWER社が実証事業として行っています
それと同時に、
ガス製造後の精製、液化水素の製造、貯蔵・荷役設備
などのパイロットプラントの建設が、オースラリア政府と
ビクトリア州政府の補助を受けて、始まっているのです
この建設には、以下の日豪5社がコンソーシアムを組んでいます
・川崎重工
・岩谷産業
・J-POWER
・丸紅
・オーストラリアを代表するエネルギー大手企業のAGL
【プロジェクト概要図】
(画像元:川崎重工HPよりお借りしました)
このプロジェクトについて、現地では、
”「水素社会の先陣を切る世界初の取り組みであり、
数百人規模の雇用創出にも繋がる」(ビクトリア州政府)”
と歓迎している一方、
環境意識が非常に高いオーストラリア国民からは、
・化石燃料である褐炭を原料として使うこと
・水素製造の過程で出るCO2の処理問題
について多くの関心が寄せられています。
しかし、
原料となる褐炭は石炭としては若いもので、
水分の量が50~60%と多い
↓
乾燥すると自然発火しやすい
↓
輸出が困難
↓
現地での発電でしか利用されていない
という事情があるため、
プロジェクトマネージャーである
川崎重工現地法人HEAの吉野事務所長は、
”「褐炭の欠点を克服するのが水素エネルギーの
原料としての利用であり、未利用資源に経済的な
付加価値をもたらす、という評価が定着してきています」”
と述べています
また、”商用化を見据えて褐炭からの水素製造の過程で発生するCO2
については、豪州政府が推進するCCS(二酸化炭素の分離・吸収
・貯留)プロジェクト「カーボンネット」と連携”しているそう。
まもなく、試運転を経て、
液化水素が作られて搬出される体制が整うそうです
その液化水素を運ぶのは、川崎重工が建造した、
世界初の液化水素専用運搬船、
その名も「すいそ ふろんてぃあ」
(参照元:電気新聞)
神戸で行われた命名・進水式には
4000人もの人が集まったそうですよ
メルボルンで作られた水素が日本に運ばれ、
地球に優しいエネルギーとして利用される
ますます日豪の協力体制が重要となりますね
実現の日が楽しみです
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