シーズン6まで放映されたつづけた世界規模の大ヒットドラマ ダウントン・アビー。
そのロケ地で、物語の本拠地でもある ハイクレア城 Highclere Castle をようやく訪問できました。
 
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ロンドンのターミナル駅から電車とタクシーで1時間半位です。(行き方は後半に記載)

 

 

私の場合乗換も含めて2時間位かかりました。
 
タクシーで裏門から領地内に入ります。
運転手さんがいろいろ解説をしてくれます。
 
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羊と牧草地のゴルフ場のような美しい光景が続き

 

 

 

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ようやく邸宅の門に着きました。 それでもハウスは遠い。
 
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ガーデンパーティーの為にメリーゴーランドもあります。

 

 

 

 
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外観はイギリスの国会議事堂に似たゴシック様式です。

 

 

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邸内は写真撮影禁止なのですが、知らずに入口でシャターを切ってしまいました。

 

 

 

 

 

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直後、このグレー色の20世紀初頭の衣装に身をくるんだスタッフに注意されますが 汗
1階広間と2階廻廊を垣間見ることができるので貴重な1枚になりました。
(注意はされましたが、Sorry と謝った後はとても親切で説明しながら中へ案内)
 
柱は寺院のような石のゴシック様式で、1階の中央広間が吹き抜けになり、
2階は繋がった四角の廻廊になっています。その廊下に各部屋が面して並んでいます。
 
つまり2階の廊下に立つと、どのお部屋に出入りするのも丸見えで、
ダウントンアビーのドラマチックなストーリーが偶然ではないことが分かります。
 
 
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コーナーの張り出た部分の2階は広いバスルームになっていました。
もちろん、普通の並び部屋にもお風呂はありました。ホテルの様です。
 
 
3年前に行きたいと思った時はチケットは完売で、人気の高さを物語っていました。
邸宅のオープンは夏季限定(英国の邸宅はどこも同じ)ですが
ハイクレア城は早めで9月の初旬に公開が終わります。
 
 
 
ハイクレア城のHP
夏季の一般公開が終わっても、月に1~2回の割合で特別なイベントがあるようです。

 

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         Highclere Castle HPに掲載されている内部の写真

 

 

 

今回のイギリス滞在中には、通常の館の拝観は終了していて

 

Vintage Garden Party と名のついた特別なガーデンパーティーが
9月9日(土)、10日(日)の2日間だけ開催されることになっていました。
20世紀初頭の衣装、まさにダウントンアビーの服装での仮装パーティー。
価格も120ポンドと高額ですが、楽しそうな内容です。
 
晴れやかな席にアジア人が1人で参加しても楽しめないかも…としばらく悩みつづけ 得意げ
でも逃したら2度と行けないかも…と、覚悟を決めてHPからeチケットを購入しました。
 
 
9:30と11:30の2グループに分かれていて、私は後者を申し込みました。
会場でレンタルの衣装があると思い込んでいたのですが、みなさん自宅から装いを凝らしての参加のようです。
 
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入口でeチケットを見せると、食事券付きプログラムが渡されます。そこで
普通服のことを話すと「気にしなくていいですよ」と、優しく迎え入れてくれました。
 
 
 
玄関前には所有するクラシックカーがずらりと並んでいます。
ダウントンアビーの続編があると分かるかもしれませんね。
メアリーの再婚相手の自動車の商売が上手くいったのかな???(架空のストーリーですが)
 
 
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食事の時間が来たのでガーデンパーティーへ

 

 

 

 

 

 

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お向いの方々が絵になっていたので、こっそりフレームに入れて食事を写しました。

 

 

 

 

 

 

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 お馬さんがやってきたのでカメラを向けたら、一緒に撮ることになりました。

 

 
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シャッターを切ってくださった方が、とても美人で
しかもダウントンアビーのパネルの前にいるので、女優さんのようです。

隠し撮りではなくて、許可を求めると…
喜んで、パネルの前まで行って満面の微笑み。
 
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    載せるにあたって顔にぼかしを入れました
 
 
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          奥は食事の列で、あそこでお料理をもらいます
 


伯爵ご夫妻がおもてなしをしてくださって、皆さんと順番に記念撮影をしています。
中央で頭部だけが見える女性がレディ・カナーヴォンで、その右側で撮影中の男性がご主人の第八代カナーヴォン伯爵です。

 

 

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ギャッツビー・ガイズ&ガールズのダンスですが、10頭身のようなプロポーション。
吸い込まれるように魅せられてしまいます。下は少しだけ写した動画です。
 
 
 
 
 
ハイクレア城は、もう一つ歴史的な出来事で大変有名なところだったのです。
 
エジプトの ツタンカーメン王 の王墓を発見した ハワード・カーター は有名ですが
発掘のスポンサーだった貴族とは、ここの 第五代カナーヴォン伯爵 だったと知りました。
なんとなく関連ドキュメンタリーで聞いた記憶も薄っすらあります。
 
 
古代文明に惹かれ、以前エジプトのルクソールにある王家の谷を訪れて
ツタンカーメン王の王墓も見学しています。
その実物大のレプリカが邸内の別棟に造られていて、足を踏み入れた途端に一気にエジプトの記憶がよみがえり、この地に吸引された不思議な関連性に身震いする思いでした。
 
 
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上の写真のレンガの建物にエジプト展示館があります。
母屋から地下に降りるので、昔の厨房やservant(召使)たちの居住区域のようです。
 
内部は撮影禁止なので、英国の新聞に載っていた写真をお借りしました。
 
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      写っているのはレディー・カナーヴォン

 

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発掘した時の探検者になって穴から覗き込んでみる仕掛けもあったり

 

実物を見ているので多少ちゃちに感じますが、それでも楽しいものでした。
 
 
 
スケジュールが4時までと知らなくて、電車の切符を3時台で購入していたため
3時に予約したタクシーから"駐車場にきてます"と携帯にメッセージ(日本のSMSの様なもの)が入ったので、後ろ髪を引かれる思いで離れました。
 
 
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帰りにくぐり抜けた表門 雨が降ってきました

 

 

 
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夫人が、カナーヴォン家のお嬢さんで、レディの称号を受け継いだとのことです。
ご主人もロードの称号があって、他所の日本語の案内では伯爵とあるのですが。
タクシーの運転手さんはここの主人はレディ・カナーボンで、かつてここのお嬢さん
daughter だった、と強調。ご主人はお婿さんなんだぁ~
 
日本では大人になっても 親子関係の娘 daughter は娘ですが、運転手さんは過去形を使ってました。親が故人だから?…かしら。
また、イギリスでは 城 Castle はキャッスルではなくて、カッスルやカースルに近い発音になります。日本語の Wikipedia 表記ではハイクレア・カースルとなっていました。
 

 
 
ハイクレア城 への行き方
 
HPに詳しく丁寧に書かれていますが…
 
電車の場合ロンドンから
①   パディントン駅からニューベリー駅まで電車で。ニューベリー駅からタクシー。
②   ウォータールー駅からウィッチャーチ駅まで電車で。ウィッチャーチ駅からタクシー。 
タクシーの電話番号も載っていますので、直接電話をかけて予約します。
 
 
私の場合は、地理的に、パディントン駅へ行くより、
ウォータールーからの途中のクラパムジャンクション駅からの乗り込みが便利だったので、
起床時間を考慮して②で行きましたが
①の方が絶対にお勧めです。
理由は、降車駅のニューベリーは大きな町でタクシーも手配しやすい。
②のウィッチャーチ駅は無人駅で、タクシーは予約が必須で(HPにも書いてあります)
しかもニューベリーから来るので、料金が上乗せになることを了解しなければなりません。
前日がプロムスの千秋楽でなければ、もっと早起きしてパディントン駅まで行けたのです。
 
 
  日曜日で人気のないウィッチャーチ駅
 
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           高架橋から撮影 右の柵を自由に出入り