見てからもう1週間以上 経ってしまった。
日生劇場に入るのは50年ぶり?
半世紀前、イギリスの RSC の『オセロ』公演をここで大学の友人たちと観ました。
それ以来かな
隣りの帝国ホテルは結婚式とかで来てますけど
古典は古典の衣装で見たい私ですが、初めはこんなポスターで
間際ではこんなポスターになって
本番は
登場人物全員では。。。
柚香さん自前?と思わせるフィットした素晴らしい現代のイヴニングドレスでした。
(大変プロポーションのいい美しい方ですね)
王と王妃だけがちょっと他と違い、他はスタイリストが探してきたような。。。
この衣装格差って何なんでしょう
衣装より実力で見せる演劇 ということなのでしょう ![]()
舞台は
大道具は簡素で、グランドピアノが1台あり
誰かがピアノの妙技を見せる というのではなく
- ハムレットが苦悩する時、ピアノの前で鍵盤に触れて不協和音を響かせる
- 狂気に陥ったオフィーリアがピアノに乗り、鍵盤を踏み不協和音を立てる
- そしてラスト、このグランドピアノに本物の火がつき、煙と臭いを伴って激しく燃え上がる
けなしてる? そんなことはないです。
このピアノの使い方 コンテンポラリーな要素として迫力があって 面白かったですよ
デヴィッド・ルヴォー氏の演出
で、演劇はというと
やはり見応えありました。
私は歌舞伎評で最近 染五郎さんの声が良いと声を褒めてますが、本当にいい
ハムレットの見せ場、独白は素晴らしいの一言です
有名な To be, or not to be, that is the question. は自然な翻訳で
あっ!今の。。。ここ? と通り過ぎて気付くという いい感じでした。
(英語では有名なセリフですが、翻訳で仰々しいのは好まないので )
染五郎さんの声はよく通り少しハスキーにもなるので低いと思っていたら
石黒賢さんの声が低めのバリトンなんですね。
合わさると染五郎テノールと石黒バリトンの良いコラボでした。誰も歌ってないけど
オフィーリア役の當真さんは可愛らしい消入りそうな清楚でプュアで軽やかで。。。
母親役の柚香光さん迫力ありますね
染五郎さんが母を追い詰める場は、舞台を縦横無尽に使って圧倒されます。
ラストで毒入りのワインを母親が飲むシーンですが、毒入と気づいて息子の代わりに飲んだと、柚香さんの演技で分かりました。
消えたカタルシス
ノルウェーの王子の兵士たちが、宇宙戦争の特殊部隊のような衣装で銃を構えて
(一番予算がかかっているみたいな。。。)
これには、特殊感が強くて 悲劇感があまり無かった。
みんな死んでしまって、カタルシスを引き出すノルウェー王子の演説シーンが。。。
シェークスピアの4大悲劇のひとつなんですけどね
コンテンポラリーどころじゃない、これはもうアバンギャルド!
見応えはあったけど、演出家で変わるものなのだな ハムレット と思いました。
ロンドンのグローブ座は観光客が多いから古典に則ってるけど
ストラットフォード・アポン・エイボンのRSCでは現代的 (前衛的) な斬新なのが主流なので、それを見たと思えば。。。贅沢というもの かな ![]()
若手の新人が主役の時って、周りのベテランが支える感じですが
名実ともに 市川染五郎 は主役でした。
日生劇場の内部
こんな ガウディ みたいな。。。 記憶にない
海の生き物の内部にいるよう、エイの腹部を見上げてるようでもありグロテスク
前は海の波がゆらめいている映像
ロビーも複雑











