


カードには、ロールプレイのセッティング(場所)・バックグラウンド・タスクが記載されています

恐らく 多くの人は、時間内に 全てのタスクを完了しなければならないと 思っておられるのでは



タスクを きちんとこなす事は ホントに大切





タスクよりもバックグラウンド
まずは、下のタスクカードをご覧ください
そして、どの様なロールプレイになるか、想像がつきますか



恐らく、まずは、「ごめんくださーい。○○さんおられますかーー?」と 自宅訪問から始まり、「私、○○から来ました、看護師の○○です。今日は、○○さんの 糖尿病の治療について説明するために伺いました」と、自己紹介と訪問理由を説明して、家に入れてもらうんでしょうね



そして、いつ頃 糖尿病と診断されたのか、今までの治療がどうだったのか質問をし、前回の血液検査で 血糖値が非常に高かったので 主治医はインシュリンの注射で今後血糖値をコントロールしようと思っている旨を説明

「というわけで、今回は インシュリン注射の説明のため、寄せてもらいました」と、ここから 本題に突入するんでしょうね



「インシュリンの自己注射についてご存知ですか?」「難しく考えておられる方が多いですが、とても簡単なのですよ」「1日4回 下腹部の皮下に、こちらの専用の注射器を使って インシュリンを打ちます」とか、会話が進むんでしょうなぁ

つまり、何が言いたいのかは、、、タスクを読まなくても バックグラウンドの情報のみで ロールプレイ可能なのです

恐らく、医療現場経験者は、バックグラウンドを読むのみで、ロールプレイのシーンが容易に想像できると思います





では、何のために タスクが記載されているのか??
タスクは、状況が想像できない場合の道しるべとして掲載されています
インシュリン注射の目的・どの様な注射器か・使い捨ての 専用の注射針について・どこに いつ注射するのかなど 、インシュリン注射についての知識がない場合、何を説明したら良いのか分かりませんよね
この様な人のために、タスクには 最低限の 説明のチップが含まれています
患者の訴えを きちんと理解できていれば、問題なく対応できると思います



そんなに重要視する必要はありません



また、時間内に全てのタスクを完了する必要も ありません





例えば、2番目のタスクで 説明が長くなったために、4番目が時間内に終わらなかった…
全然問題ありません



OETスピーキングは、いかに全てのタスクをこなすかを 評価しているのではありません

英語での コミュニケーション能力を評価されます

したがって、例え 余計な事を喋っても、きちんと 会話の受け答えとして合っているのならば問題ありませんし、タスク全てをやり遂げることに 固執する必要もありません


