今回より OETスピーキングについて紹介していきます
ロールプレー形式
まず、OETスピーキングのテストはロールプレー形式で、各専門職にあったテスト内容です。
つまり、看護師としてOETを受験する場合、受験者は看護師役で、試験官は患者又は他の医療スタッフ役になり、設定されたシナリオをもとに、話をすすめていきます。
試験時間
他の3科目、リスニング・リーディング・ライティングのテストは、全受験者同時に午前中に行われます。
スピーキングは個人テストですので、試験日の午後 または異なる日に、個別に試験が行われます。
時間配分
スピーキングのテストは約20分。
かと言って、20分間話したことが すべて 評価されるわけではありません。
①ウォーミングアップ
はじめの2〜3分は、試験官とのかんたんな会話をします。
おそらく、名前や、どうして試験を受けるのかなど、個人的なことを聞いてきます。
スピーキングの内容は全てレコーディングされ、別の試験官により 評価されます。
このウォーミングアップは、レコーディングのためのマイク調整に用いる時間であり、この間の会話は一切評価されません。
なので、リラックスし、緊張をほぐす時間です。
そして、試験官は受験者の前に 封筒を2〜3だし、一つ選ぶよう指示します。
各封筒の中には、ロールプレーで使用する2つのシナリオが入っています。
そして、試験に入ります。
② シナリオ1:準備時間(2〜3分)
与えられたシナリオカードを読み、ロールプレーの内容を確認する時間です。
まずは、シナリオのトピック・内容を確認し、各タスクをチェック。
この順部時間では、ペンが使用できます。
キーワードや、ロールプレーの流れなど、メモをとることも可能です。
また、ロールプレーの内容について分からないことを、試験官に質問をすることもできます。
③ シナリオ1:ロールプレー(5分間)
シナリオ1に沿って ロールプレーを行います。
5分を過ぎると、試験官から ストップがかかります。
④シナリオ2:準備時間(2〜3分)
2つめのロールプレーのシナリオを確認する時間です。
⑤シナリオ2:ロールプレー(5分間)
シナリオ2に沿って、ロールプレーを行います。
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以上、OETスピーキング試験の流れです。
次回は、OETスピーキングの評価について掲載します。