オーストラリアの医療制度と保険2の続き…
Retrieved from http://emc-hmfp.org/high-performance-emergency-medicine/
次は 急患の場合を紹介。
急に 激しくお腹が痛くなった、命にかかわるような重傷の場合は、緊急の医療サービスを受ける必要があります。
前述のように、かかりつけ医であるGPは、最低限の医療機器しかありませんし、入院設備はありません。
したがって、公立または市立病院のEmergency depertment(救急病棟)へ直接行く必要があります。
多くの病院では、一般患者病棟と並列し、急患用の病棟があり、診察の受付を窓口で直接行います。
救急病棟への行き方は、救急車で運ばれるか、個人で訪れるか。。。
前述のように、救急車は有料サービスですので、自家用車で訪れる患者も多し。
市立病院の救急病棟の場合、待ち時間が少なく すぐに診察・治療を受けることが可能ですが、医療費は割高で Medicare以外に 私立医療保険に加入しておいたほうが無難。
一方、公立病院は 無料で医療サービスを受けることができますが、急患であるにもかかわらず 激痛の中 診察を受けるために数時間待たなければならない場合も珍しくありません。
Retrieved from http://free-instant-credit-reports.us/2005/08/term-life-vs-universal-life.html
したがって、オーストラリアの国民で Medicareを所持している場合は、公立病院で受けるすべての医療サービスは無料。
また、Medicareは、GP・一般的な検査費用(血液検査やレントゲンなど)の大部分をカバー可能。
同時に 前述のように、個人で私立医療保険に加入することは 決して安くありません。
したがって、経済的な理由により Medicareのみしか保持していない国民が 多数います。
このような国民が 数に限りのある公立病院へ押しかけてくるので、待ち時間が長くなるという問題が生じています。
一見、「オーストラリアは すべての国民が無料で医療サービスを受けるとができる」ので 素晴らしい医療制度を導入している用に思えますが、サービスの質や 待ち時間は、公立施設を利用するか または 私立施設を利用するかによって大きく異なります。
つまり、裕福層が お金を払って質の良い医療サービスを受けている一方で、貧困層は 長い列を作り 診断・治療を待っている状態です。