バイオペレット | 這いよれ!ヤッ子さんW

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夏休み終了のお知らせ(´・ω・`)

現在、バイオペレットを稼働させてますが、日本では情報がちと少ないかな?って気が(´・ω・`)

Vertexのバイオペレット輸入元のLSS研究所さんのWebやblog
バイオペレット関係の解説を行っているナチュラルさんのblog
ぐらい?(´・ω・`)


新事実が有るかどうかは別として、アメリカのNP BioPelletsのWebに出ている解説を
和訳してみた(´・ω・`)

誤訳があるかもしれないし、個人のお勉強用途なので

この内容を見て設置したけど、うまくいかなかったり、問題が発生しても
一切責任は負えないので各自の判断で設置・運用を行ってください。




動作原理


バイオペレットはバクテリアに消費されるので半年~1年ごとに追加してください。
追加時期はフィルター検査時または水質測定時の硝酸塩増加で知ることが出来ます。
これらの数値は水槽の状態や餌やり生体追加などの影響を受けます。
水槽の硝酸塩とリン酸塩のレベル測定はバイオペレット投与量の増加・減少後に定期的に実施してください。



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バイオペレットの動作概要

水槽内に入ってしまうバクテリアを制限するために、バイオペレットリアクターの排水はプロティンスキマー前に設置することを推奨します。
これによりガス交換(CO2除去とO2添加)の副次的な効果があります。
夜間の低酸素レベルとPH低下を防ぐために適切なエアレーション無しで使用しないでください。
適切なエアレーションはエアーポンプとプロティンスキマーで確立できます。


バイオペレットによって、給餌量を増加させたり(図参照)や生体数を増加させる事が可能になります。
でも給餌量を増加させる場合、リン酸吸着剤を併用する事を推奨します。
この理由は、ほとんどの水槽での給餌は魚や無脊椎動物にとって硝酸塩に比べリン酸塩がバクテリアによって消費されるよりも多くなるからです。
リン酸吸着剤によっては、アルカリ度激減とPH低下が発生します。
水酸化鉄を使用したリン酸吸着剤はこの欠点を持っていません。


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2Lのバイオペレットを設置した500L実験水槽でのリン酸塩と硝酸低減の例
10週目に餌の投入量を倍に
バイオペレットの過剰投入は不可
フィルターシステムが最適に動作したら、バクテリア数は硝酸塩とリン酸塩によって変動します。
硝酸塩とリン酸塩が低い時、バクテリア数は減少します。
給餌によって硝酸塩とリン酸塩が増加した場合、以下の例のようにバクテリア数は再度増加します。



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バイオペレット導入時からの硝酸塩量の例
9週目に過剰給餌によりシステムの硝酸塩量が増加



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バイオペレット導入後のバクテリア量の例
バクテリアによってほとんどの硝酸塩とリン酸塩が除去された時、バクテリア量は減少します。
硝酸塩とリン酸塩が増えた時(例では9週目より)バクテリア量は再び増加します。



注意点色々

1.設置初期
・水の濁りやバクテリアのブルームはバイオペレット導入後数日間発生する。
・バクテリアのブルームのうち99%は硝酸塩が20ppm以上の高レベル時に発生。

2.水の濁りやバクテリアのブルーム対策
・もし硝酸塩レベルが高い場合は下記順番でバイオペレットを設置してする。
a.開始時は使用予定量の25~50%のバイオペレットを使用
b.3~7日待って少量のバイオペレットを追加
c.bを繰り返し希望量までバイオペレットを徐々に追加していく

3.バイオペレットへの十分な水流を確保する事で硫化水素ガス発生を防止。

4.オゾン添加または殺菌灯の使用
・オゾンまたは殺菌灯使用時にはバイオペレットにバクテリアを付けるのに時間がかかるので熟成期間を長くする。

5.リアクターからのバクテリア流出
・バイオペレットから剥がれたバクテリアがスキマーで除去されず、バクテリアが死去すると、硝酸塩とリン酸塩を放出しバイオペレットの効果を低下させる。
・オゾン、殺菌灯、スポンジなどのバクテリアの急速スキミングをブロックまたは禁止する設備も同様の効果がある。
※殺菌灯で殺菌されたバクテリアからも硝酸塩とリン酸塩が放出?


6.硝酸塩レベルが高い/低いとき
・硝酸塩レベルが高いと数日間はバクテリアがブルームし酸素レベルが低下する。
・これはゆっくりバイオペレットを追加し水槽の適切なエアレーションして削減できる。
・バイオペレット設置時に硝酸塩とリン酸塩が既に低い場合、通常の試薬ではこれ以上の減少は検出されない事がある。


7.リアクターの設置位置
・スキマーの前に配置、これは水槽内に入るバクテリア量を制限するため
・これでガス交換(CO2除去とO2添加)を増やす副次的効果有り

8.エアレーション(O2添加の意味)
・ペレットは十分なエアレーション無しで使わないように
・特に夜間に低酸素、低PHになってしまうおそれがあるため