日ペン(にっぺん)。

 

ペン習字の「美子ちゃん」のことではない。

 

卓球ラケットの種類および持ち方のことだ。私の世代では、一般に卓球ラケットと言えばこれ一択。近所の運動具店で売っていたラケットも温泉旅館の卓球台に付いていたラケットもこれだった。

 

 

一年前に卓球台を買うた時に見慣れない形状のラケットが付いてきたので調べてみると、それは「シェイクハンド(日本での通称:シェーク)」と呼ばれる世界的に主流なもので、私にとっての普通のラケットは東アジア(日韓中)独特の「ペンホルダー」というものだと分かった。

 

 

いっしょに卓球をしているオーストラリア人の友人達はこちらで一般的なシェークへの転向を薦めてきたが、昔から慣れているペンホルダーにこだわりたかったし、何より私は東アジア人なのだ。欧米のシェークに鞍替えすることには抵抗がある。

 

そこで、今度はペンホルダーについて調べると、2種類あることが判明。日本式(日ペン)と中国式(中ペン)だ。

 

 

日ペン使いは今や日本でも絶滅危惧種らしいが、元々慣れているし、日本人だから日ペンでいくことに決定。

 

調べていくと、ペンホルダーでもシェークのように裏面にもラバーを貼って両面で打てるようにする戦法もあるとのことで一瞬それに興味を持ったが、ペンでの裏面打ちは中国人が中ペンで編み出した打法だということで却下。片面のみの日ペンにこだわっていくことにした。

 

その後、ユーチューブ動画を見たりネット記事を読んだりしていると、日ペンには2通りの戦型があることを学んだ。「前陣速攻型」と「ペンドライブ型(通称ペンドラ」だ。

 

そして、この一年間いろいろ試しながらやってきて、このところやっとどちらの戦型が自分のプレースタイルに合うかが分かってきた。

ペンドラ。これを極めることにした。

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何でも上達してくるともっと良い道具が欲しくなってくるよね。次回は、これまでの使用ラケットの変遷とその理由についてについて書くよ。