油を流す方法は、重力卸しとギアポンプ卸しがありますが、基本の重力卸しを記述します。
【前絞り】
前に荷卸しをして、絞ったあとも配管内に油が残っている場合があります。コンタミ防止のために、前絞りをします。
・タンクローリーの吐出口コックと、タンク上部にある底弁バルブが閉まっていることを確認します。ペール缶を吐出口に当てて、吐出口コックを開き、残油を抜きます。
抜いた残油、仮に軽油を抜いたなら、じょうごを使ってガソリンスタンド側・軽油タンクの荷卸し口に流します。
【油を流し始める】
①荷卸しをする油種を確認し、ホースをつなぎ、三方弁を【重力】に合わせます。
ベーパーリカバリーホースがあるスタンドなら、スタンド側の通気管とローリーのホースカップリングにつなぐ。
気体を大気放出ではなく、ローリーに戻すので、においや引火の危険性を減らすことができます。
②タンクローリーの上に登り、荷卸しをするハッチを開けて、中身にある油の色で油種確認後、ハッチを半開にして空気が入るようにします。その後、荷卸しをするハッチの底弁バルブを開きます。
※ハッチが閉まった状態だとハッチ内が負圧になり流れが遅くなります。
③再度、ホースをつないだタンク油種に間違いがないかを確認します。ホースが浮いた状態だとジョイントに負担がかかるので、浮いたホースの下にペール缶などをかまします。
④間違いがないことを確認して、吐出口コックをゆっくり1/3開きます。漏れがなければ、ゆっくり前回にします。
※漏れがある場合、直ちにコックを閉めます。原因は、ジョイントが緩いか、間違ったジョイントを付けたか、パッキンの欠損・損傷です。少しでも漏洩させて汚したら漏洩事故になり大問題になります。
【荷卸し監視】
・油が問題なく、流れ始めたら監視を始めます。
漏れが発生した場合、またはトラブルがあった場合、直ちに吐出口コックか緊急レバーを閉めます。
・油が流れ終わる時に、ホースがバタバタ振れます。ローリーにサイトグラスがあれば、液の流れが見られるので、そこでも液が流れ終わったか確認ができます。
・荷卸しをしている時に、ローリーの後方にある油種板を空室に切り替えましょう。油種板を見たらどのハッチが荷卸ししたかが分かります。
【絞りを行う】
①液が流れ終わったら、吐出口コックを閉めます。
②ローリー側からホースを外し、ホースの中にある残油を、スタンド側のタンクに流します。
ホースの先を上に向けた状態で置きます。
③スタンド側につないだホースも外し、ローリーの吐出口にペール缶を当てて、吐出口コックを開けます。そうすると配管内にたまった油が流れてきます。
④ペール缶に流した油を、じょうごを使いスタンド側のタンクに流します。
※三方弁を回すとポンプにたまった油も綺麗に流れます。
【次の荷卸し】
①絞りが終わったら、ホースをつなぎ、別のタンクにつなぎます。
②荷卸しが終わったハッチの底弁バルブを確実に閉めて、次に荷卸しをするハッチの底弁バルブを開き、荷卸し→絞りを繰り返します。
【荷卸し完了】
①全ての荷卸しが終わったら、底弁バルブ、コックが全て閉まっているかを確認します。
②ホース、ジョイント、アース・消火器の収納、油種板が空室になっているかを確認します。
③ハッチ内の残油確認をスタンドの方に確認してもらい、ハッチを閉めます。その後、受領印をもらいます。
④ローリーを一周して、片付け、忘れ物、コック・バルブが全閉かをしつこく確認をする。
大丈夫であれば、輪止めを格納します。
確認は、しつこく行いましょう。確認を怠るとすぐに事故につながります。それだけローリーの作業は、確認と指差し呼称が大切です。
これで荷卸しが完了です!!
笑顔で気持ちの良い挨拶をしてガソリンスタンドから出発!!





