の続きです。

 

サロン店舗を構える際に、

賃貸物件を探すときのポイント

お伝えいたします。

 

 

E.1対複数のセミナースタイルか


マンションやビルの一室で

オフィス利用可能であっても、

不特定多数が出入りするとなると

NGと言われる場合があります。

出入りが激しいと近隣に迷惑がかかるからです。

 

借りるときにオフィス利用は問題ないはずなのに

不特定多数が出入りすると言うと

「それはマズいです」

って言われることが結構あります。

 

教室やイベントなどをやる予定のある方は

特に要注意です。

入居の際にそのことを言わずに、

後からクレームがきてしまったら

営業しづらくなるので

多数の人が出入りしても大丈夫そうな

物件かどうか確認しておきましょう。

 

特に住居物件を借りてしまった場合は、

人の出入りが多いと近隣から通報される

可能性大です。

 

 

F.音に気を遣う必要があるか

 

Eにも言えますが、

屋内で複数人集まって話をしたり

スピーカーなどから大きな音を出す

のであれば、角部屋にするとか、

隣に隣接している部屋では

うるさくしないなど、

騒音問題に発展しないよう配慮が必要です。

 

 

反対に、静かな環境が求められる

セッションをする場合は

隣や廊下や道路からの騒音が少ない

静かな環境を選ばなければなりません。

 

 

G.アクセスの良さ

 

主要駅かつ駅から徒歩で近いほうが

もちろんいいです。

 

私も今まで、JR松戸駅(意外と便利)

徒歩4分以内にこだわって

5か所移転していますが、

いずれの店舗も駅から近いというだけで

お客様に喜んでいただけます。

 

遠方からのお客様も、

便利な駅で、さらに駅チカのサロンであれば、

電車で1時間以上かけてでも来店してくれます。
飛行機、新幹線を使ってでもお越し頂けます。

 

反対にいくら便利な駅(品川とか)であっても

そこから徒歩25分や、バスで15分となると

よほどでない限りお越し頂くことは難しいでしょう。

 

 

ローカルな駅から徒歩15分、しかも駅前には

何もなくずっと住宅街。このようなところでは

近隣の人以外の集客を見込むのは難しいでしょう。

 

車での来店客を見込んでいるのであれば、

便利な場所より車でアクセスしやすい

場所の方がいいです。

さらに安い駐車場が近くにあるほうがいいです。

 

意外と盲点なのは、契約者本人が

自転車やバイクを通勤に使う場合に、

ビルの敷地内に駐輪場やバイク置き場が

必要となることです。

 

私は物件を探すときに、この条件が

満たせずに諦めることが多々ありました。

 

 

H.たくさんの機械を導入するか

エステなど電力消費が

大きい機械などを複数動かす場合。

 

アンペア容量は入居後に増やせば

問題ありませんが、

コンセントが少なすぎる部屋だと、

使い勝手が悪いことがあります。

 

それと重量のある機械・パソコンを

複数搬入するとなると NGが出る

(床底抜け・火事の心配・怪しい事業と思われる)

ことがあるので注意しましょう。

 

 

I.内装替えをするか

 

事務所仕様の部屋の場合においては、

退去時に原状回復をしなければならないので、

壁に穴をあけたり貼ったりすることは

できないと思った方がいいです。

 

スケルトンのテナント物件や

内装工事ありきの物件であれば、

オーナー承認を得ることで

内装を替えることはできますが、

退去時に原状回復が必要かを

確認しておいた方がいいです。

 

 

J.店舗兼住居にするか

 

店舗としてオフィスを借りて、

そこに風呂キッチンがついていたとしても

自宅として住むことは基本はできません。

(店舗付き住居ならOKです)

 

「書斎で使うためのセカンドハウス」

と言って借りたとしても、

住むとなると話は別になるので、

事前に確認をしましょう。

 

 

住居用物件のマンションやアパートを借りて、

自宅サロンにしたり、住所も明かさずに

こっそりやっている方はかなり多いですが、

特定商法取引法で住所表記は義務です。

 

テナント・オフィスを借りて

住所を出せるようにした方が

堂々と商売を行うことができます。

 

 

まとめ

サロン開業でテナント物件を借りる際の

大きなチェックポイントを10個あげました。

 

特にポイントは

「自分の商売ができる物件であるか」

ここを最初に確認しておく必要があります。

 

事実を隠して借りてしまうと、

後々困ることになるので、場所を内見する前に

不動産屋さんに確認しておきましょう。