「実店舗でサロンをかまえる」となったら、

賃貸情報から物件を探すことになりますよね。

 

住居として賃貸に住む場合、

家賃、広さ、駅からの距離、

最寄り駅、間取りなどの条件で

絞り込んで比較検討をすると思います。

ところが店舗となると、それ以外に
いくつかの条件設定が

必要となってくるのです。

 

 

テナント物件は数少ない

 

それに、住居用の物件はたくさんあるけど、

「テナント・オフィス物件を探す」

となると、対象物件が極端に少なくなります。

 

資本金が少ない個人でも借りれるところとなると、

本当にびっくりするぐらいいい条件のところは

見つかりにくいのです。

なのに、テナントで絞り込まずに

普通の住居物件を探して、

「この部屋サロンにすごくいいわ~♪」

とノリノリになっていても・・・。
 

あとから
「住居物件の店舗利用は不可」

と知ってガッカリする羽目になります。

そうならないためにも、

賃貸物件を探し出す前に

下記10個のチェックポイントに沿って

サロン開業に必要な賃貸条件

確認しておきましょう。

 

 

A.玄関やポストに看板(店名)を出すか 

お店として看板を掲げるのであれば、

テナント物件で探すことはマストです。

 

マンション・アパートのほとんどは

住居物件ですから事業利用はできません

 

「住居用です」と嘘をついて借りたとしても、

後から店舗利用していることがバレたら

最悪の場合退去を求められます。

 

正々堂々と看板を出して商売をするなら、

最初からテナント物件、オフィス利用可の

物件を探しましょう。(少ないけれど!)

 

あと、テナント物件だからといって

立て看板が出せるかは交渉次第なので

出したい場合は事前にオーナーに確認を

した方がいいです。

 

 

B.住所表記の必要性

Aの看板を出すのと同じことですが、

  • ウェブサイトで集客する
  • オンライン販売する
  • ウェブ広告を出す
  • ポータルサイト(エキテン、
    ホットペッパービューティ、
    Googleマイビジネスなど)に載せる

これらをするためには、
事業所の住所表記は必須です。

 

 

住居用の賃貸物件では住所は出せないし、

自宅サロンにする場合も、

住所表記するのは個人情報の面からも厳しい

でしょうから、宣伝できるようにするには

テナント物件を借りましょう。
(住所非公開が可能な予約システムもあります)

 

法人登記する予定があるなら、

住所を登記できるかを確認します。


 

C.複数名でシェアするか

 

テナントであっても契約者は1名なので、

複数名でシェアするとなると

NGとなることがあります。

 

1軒を3人で使うとしたら、

3つの事業になるので、

借りるときにそれを不動産屋さんに

正直に伝えて、オーナーの事前承認を

得ておいた方が安心です。

 

 

レンタルで部屋を貸し出す予定がある方も

テナントであってもまた貸しは禁止ですので、

事前に承諾を得ておいた方がいいです。 

(小さな物件は複数名利用は難しいかもしれません)


 

D.予約不要の営業スタイルか

クイックマッサージのように

予約を必要としない店舗であれば、

路面店舗(1階のテナント)の方が

認知度が高くなります。

しかしその分、家賃も高くなります。

1名を施術中に次のお客さんが来ることがある

場合や、待合室で複数名が待つスタイルであるなら、

オートロックがついていると中断しなければ

ならずに不便なので必要ありません。

 

ひとり起業の場合は大抵は予約制でやると思うので、

路面店ではかえってコントロールが難しいので

2階以上の方が望ましいです。
女性の場合はオートロックがあったほうが安心です。

 

 

残り6個のチェックポイントは次に続きます右矢印