起業家の幅を広げる「学びのための副業」
サロンを起業して20年。
この間にかなり長くやっていること。
それは「副業」です。
「副業」といっても、
別事業をするのとは違って、
外に働きに行く
「雇われの仕事」のことです。
本業のサロンが忙しくて稼げているなら、
なんでわざわざ副業なんてするの?
と思いますよね。
そのとおり、本業で忙しいのだから
外で働いている場合じゃないんだけど、
私はあえて「副業」を続けているのです。
事業のほかに副業をする目的
なんのために外に働きに行くのか?
目的はいくつかあります。
私が副業する目的は、
- ITリテラシー向上のため
- 頭脳を活性化させるため
- 社会人感覚を保つため
- 正常な金銭感覚を持つため
- コミュニケーション力を高めるため
- 人間ウォッチングのため
- 社会勉強のため
- サロンの維持費に充てるため
結構いっぱいあるんですよ。
副業のメリットだけでなく、
デメリットも挙げておきます。
- 電車通勤が疲れる
- 嫌なこともやらなければならない
- 業務知識を維持するのが大変
- 本業の稼働日が減る
- 稼ぎが少ない
でしょうか。
外で働くんだから当然ですが。
デメリットを上回るメリットがあるから
やっているんですけどね。
私はサロン起業して2年後から、
副業で●●研究所(大手シンクタンク)に
IT系の仕事で、週1回5年間働いていました。
働いている人のほとんどが
東大か京大の院卒という
頭脳集団の中で働くことは、
私にとっていい刺激になりました。
サロンがめちゃくちゃ忙しかったので
その後の7年間は副業はしないで、
本業のサロン業務に集中していました。
そして2019年から再び副業を始めました。
●●省にシステム関連の仕事で
月2回くらいのペースで、霞が関で働いていて、
この仕事は今でも続けています。
いくつかの省庁に出入りしていて
いろんな世界を垣間見ることができるので
良い経験になっています。
副業を再開させた理由
副業をなんでまた始めたかというと、
大きな組織で働ける機会があるうちに、
少しでもいろんな経験を積んで
視野を広げておきたいと思ったからです。
脱サラするために起業を
しているわけですが、
ひとりで事業をしていると、
せまい世界に閉じこもっている
ような感覚になることがあります。
結婚して専業主婦になった方と
同じような気持ちでしょうか。
結婚前はバリバリ働いていたのに
家庭という狭い環境の中に入ってしまうと、
外で働いていた頃が懐かしく感じますよね。
また、自分が社会で通用する
人間なのかどうか確かめたかった
というのもあります。
50を過ぎて年齢的に採用してもらうのは
厳しいのに、いまでも働かせてもらえるなんて
ありがたいです。
次の記事で、副業をやる理由
について解説していきます。
次の記事につづく