久々の流星群三昧は実り多かった | オーロラを全国にお届けする AURORA DANCE 中垣哲也のブログ

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オーロラ メッセンジャとしての活動、オーロラに関わることなど
他で書けないことも、写真もいっぱい、ここで公開します。

毎年お盆前後は、★を見上げる機会も多いかと思いますが、

流れ星も多く流れていることをご存じですか?

 

それはペルセウス流星群という、

年間でも一番多く見られるタイミングなんです。

 

星好きの人はきまって、どこに行ってみようかな?

と意識するような毎年恒例のメジャーな天文イベントなんです。

 

天気予報などでも必ず紹介されるようになってきまして、

ご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

20年も前までは、

私も夢中になって、北海道内の山奥に陣取って、

その流星を狙ってカメラを構えたものです。

怖かった・・・クマが。

 

オーロラで忙しくなってからは、本格的な出番は少なくなっていましたが、

今年は月明かりに邪魔されないという意味で好条件と報道されていました。

 

さらに、以前にくどくどと書かせてもらいましたが、

カメラ機材を一新し、さらに動画撮影も始めると言うことで、

アラスカ出発を前に絶好の実地訓練になりますので、

とにかく買ったばかりの機材をまとめて積んで車を走らせました。

 

流星群の出現ピークの日は天候があやしいと言うことで、

1日早めて8月11日(水)、札幌から2時間北上、

浜益から山の中に陣取りました。

 

いきなり真っ暗。

 

その辺にクマがいるよね?

といった森中で一晩空を眺めていましたが結果は

「さっぱり・・・」

 

流れ星は不発です。

今年は月がいなくて好条件、でも肝心の流れ星が少ないようです。

。。。

 

闇のクマの気配から、

夜が明けて、今度は鳥や昆虫の、

たくさん棲む生きものいっぱいの気配。

 

ギーギーと、なつかしいキリギリスの存在に、

どうしたら逃げられないで近づけるか、感覚は鈍っていませんでした。

50年前ですよ

 

小学生の頃は、これを捕まえるのが得意で夢中だったことを、今でも明確に覚えます。

 

 

 

さて、諦めていた天気は、予報では好天!

 

よし!

 

気合いスイッチが入り、浜益からさらに北上し、

目指すは最北の稚内の手前あたり、

利尻島を望むサロベツ原野を目指すことに。

 

この場所が昔から気に入っていることと、

晴天が期待出来そう、だからです。

 

車で5時間。

 

 

いいでしょう?

 

 

 

サロベツ原野から眺める利尻富士は最高です。

 

ただし、冬は非常に厳しいところです。

 

この時期に、利尻島に夕日が沈む場所。

そして、きっと天の川が利尻の上にやってくるだろうと。

 

 

 

あっという間に沈むんですよね。

 

昔から何度も通っていて、

天の川が利尻に落ちていく季節感を覚えていました。

 

今回は利尻に天の川が流れ落ち、

流れ星が横切るというシーンをとらえようとしたわけです。

 

流れ星は、全天のどこに流れるかはさっぱりわからないのですが、利尻富士とからんだシーンを撮りたいと、3台のカメラはみな海の方角を向いています。

 

 

 

これは太陽ではないですよ、日没後に取り残された三日月。

同じように利尻に沈んでいきます。

 

 

 

 

銀河中心部は肉眼でもはっきりと見えます。

 

時間の経過と共に、利尻島の方に移動してきます。

 

 

 

三角形がわかりますか?

夏のです。

 

 

 

 

 

狙い通り!

北の女王(ベガ)をかすめた!

 

色が変わっているのがわかりますね?

肉眼でも、明るい流れ星・火球の場合は、色をはっきり感じることが出来ます。

 

 

 

 

 

これから動画を解析、オーロラに生かそうと思います。

 

紹介されましたのでぜひご覧ください。