9月1日 曇りと雨 朝3度 日中7度 大阪の冬くらい。
昨夜奇跡的にオーロラが出て撮影したあと消滅。さらに雲が出てきて
朝起きるとまたまた天気が悪いので今日も太陽光発電はあまり活躍しなさそうなので今日も電気節約生活。
そろそろ2タンクあるプロパンのうち一つがなくなる頃かなーと
確認したらやっぱり消費仕切ってました。
残りあと1タンクと予備のミニタンク一つ。
プロパンは1タンクで7日間ほど持つ予想でしたが
8月25日から31日の夜中になくなっているので6日間しか持たず。
プロパンは
1、冷蔵庫
2、暖房
3、料理
4、温水シャワー用ですがシャワーは今回は浴びてないので上記3点のみ。
特に1の冷蔵庫は肉など凍らせている食材があるので止めることはできず必須。
ポールに買ってきた1.5kgのTボーンステーキも150−200gくらいに切って冷凍してあるのでロスリバーに戻りポールが元気に戻ってきていれば土産にと思って保管してるのです。
その他今回の食材 豚、鳥、鮭、一回分ごとに切り
また食パン、バナナ、イチゴなど
冷蔵以外にも食材20日分ほど冷凍してあるのです。
それに加えTボーンステーキ1.5kgも。
紅葉を待ち続けたためキャンパー内でぬくぬくと暖房を入れすぎかなーとこのままのペースでは9月6日頃までしかプロパンが持たずロスリバーへ補給に行くのも道中車が故障など戻って来れなくなるとせっかく待ち続けたのに撮影できず終わってしまうのでプロパン節約生活に入ります。
暖房は今まで室内温度20度だったのを日中12度へ
寝るときは10度(設定できる最低温度 これ以下にするには暖房スイッチを切るしかない)
今回の旅をテントで来たと思えばいいので日中も服を着込み、夜も服を着込み過ごすことにしました。
日中焚き火があれば外で焚火してれば暖かいんですけどなんせツンドラ地帯で森林限界線を超えてるので木が全くないのです。
しかしマイナス30度以下でも耐えれる防寒具があるのでまだ気温がプラスなのでそれほど寒くありません。
それより暑苦しい場所の方が嫌なので。
今後プロパンを30%使用削減して9月8−9日頃までは持たせるようにしないといけません。
おそらく紅葉ピークはあと二日三日だと思いますが帰り道もしまた何か車のトラブル
がげ崩れ、橋崩落など数日帰れなかった場合のため余裕を持っておかないといけないのです。
部屋でのコーヒーもメインプロパンを使わず
予備で持ってきていたキャンプ用コンロでお湯を沸かして
コーヒーも一杯ずつ毎回沸かすことなく魔法瓶に何杯か分を作り置き。
今夜の晩ご飯からプロパン節約なので作り置きできるものにしようと肉の残り具合からチキンカレーかポークカレーを圧力鍋で作ればプロパンがかなり節約できるなーと思いつき夕方早速カレーの準備へカレーなら二日目も弱火で少し温めるだけでいいですし。
食糧庫にあるルーを取り出そうと箱の中を見たら、ハッシュドビーフ、ハッシュドビーフ、、、ビーフシチュー と赤が続き最後白黄色がない。
いつも3種ストックしてあるんですけど今回はカレーだけない。
特にハッシュドビーフは毎年3月に北極海で撮影するというツアーで好評メニューの一つなので切らせることなく余分に保管してるのです。
もうカレーの気分だったのでカレーはこの辺りのツンドラで何かカレーっぽくなる植物などないか考えてみましたが流石にインドじゃないのでターメリックやらクミンなどに香りや味が似た植物はないです。
これはあるものでやらないといけないですがくじ引きしてもハッシュドビーフにあたる確率が非常に高いので写真一番下の「知らんおばさんのハッシュドビーフ」にすることにしました。
肉をどうしようか考えたのですがビーフはポールへの贈り物。
渡す前に食べてしまうと宝くじも当たらんのにバチは当たると思いポークかチキンで。
なんか両方入れると美味しそうな気がしてポークとチキン両方入れてみることにしました。
野菜は最初の1週間で、もたなくなる葉物を食べてしまっていたので入れたのはキャベツ、玉ねぎ、サツマイモ、トマトです。
福神漬けなどないので生姜で寿司屋で出てくるみたいなやつを作ろうと
生姜を酢と砂糖でつけておいたもの。
鳥と卵で親子丼でそれ以外のものだと他人丼ってあったと思うんですが長い間食べたことないので
何か思い出せません。
豚と鳥なのでこれはどう考えても他人かなーと思い、
野菜もキャベツ(葉)いも、玉ねぎ(地中)トマト(実)からできたのでこれらも他人だろうと
もう
「ハッシュド他人」
でいいやと名付けたのでこの日から旅中数日間これが残る限り鍋を見る度に「ハッシュド他人」と呼ぶことにしてました。
一人で美味しく楽しい夕食が終わり夕焼けもダメでオーロラもダメかなと思っていたらビーフは残しておいたのでバチ当たらず急にオーロラが出ました。
急に北の方がだけ晴れそこから出てきたのです。
これで三日連続オーロラ出現。
本当に今年は天気が悪くこのオーロラが消える頃また雲に覆われたのです。
夜は暖房を切って寝るので
3月の北極海ツアーで参加者の方が大量に持ってきて余ると大量に置いて行ってくださる使い捨てカイロがキャンパーに大量にあるのでそれをフリースの背中やら腰やらお腹周りとあとこたつ代わりに靴下にも防弾チョッキかっていうくらい大量に貼りまくって寝ることにします。
9月2日 えー朝5度(暖かい) 日中10度
曇りのち晴れ
昨夜 曇ってきて放射冷却にならず気温が下がらなかったのです。
おかげで夜中カイロを大量に貼りすぎたせいか暑くて暑くて目が覚めて半分剥がしました。
これじゃあ紅葉が進んでないかなーと思って窓から外を見ると意外と進んできれいになってきました。
晴れ間が出てきたところで橋が落ちて先へ行けない先はどうなってるかドローンで行けるところまで飛ばしてみようと上空から見ると果てまでツンドラで覆われてます。
橋がないところからドローンで電波の届く限り飛んでみたのです。
真っ赤な絨毯のように紅葉してました。
この先の街はマッケンジー川沿いにノーマンウェルズという村でここから350kmあります。
ノーマンウェルズに着けばカナダで一番長い川マッケンジー川をカヌーで下って行くとイヌービクに出るのでそこから飛行機でホワイトホースへ戻れるというルートになります。
英語版のガイドによると道路はないのですがハイキングで14−22日で行けるそうです。
途中ヘリコプターでフードドロップと言って食料を1週間に一度くらい落としてもらいながら行くそうです。
しかしこの道を歩いて行ったという人の事は聞いたことありません。
これから紅葉がピークを迎えるので風除けに停泊していた場所から眺めのいい場所へ引っ越しました。
眺めは良くなっても風が吹くと吹きっさらしになります。
前方はドローンを飛ばした方向
360度カメラシータで動画を撮影しクリップしたもの
数日いたキャンプ地
一眼レフでキャンパーそばから撮影
キャンパーの斜め後方へドローンを飛ばして撮影
キャンパー後方の景色
日中天気が少し良くなったかと思うとまた大量の雲で夕方以降曇り。
残念ながらオーロラは出ず。
9月3日
朝 雲海 気温3度
紅葉が一段と進み緑、赤、黄色と3色ある一番綺麗な状態になってました。
これ以上待つと先に赤くなっていた葉がもう落ち始めます。
午前中ドローンで撮りたかった地点の映像撮影を済ませて
本当ならこの場所にずっといたいのですがここの標高1400m
さらに下った場所1200m付近にもいい場所を来る道中に見つけていたのでそこへ移動。
もしかしたらもう葉が散り始めているかもしれないですが。
次回へつづく
次回はノースキャノルロードのおそらく最後です。