私はここ数年間不安状態に悩まされている。一般的な名前はあると思うけど、専門家に診断してもらったことがないので、私が勝手に不安状態と呼んでいる。不安状態中、私はこんな症状や感覚になってしまう。
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何か悪いことが起こりそうと感じる
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原因なく悲しみや心の痛みを感じて、泣きそうになる
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頭が回らない
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小さなことだけで不安、心配を感じる
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物事をネガティブに捉える
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生きる意味を問い始める
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絶望感を感じる
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疲労、怠さを感じる
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考え事が多い
など
私には毎回全ての症状が現れる訳じゃない。例えば、前回の不安状態はネガティブ思考、不安、心配が強かったけど、頭を使えて、疲労もあまり感じなかった。今回の状態は悲しみと心の痛みが強いが、ネガティブ思考にはあまりならない。
不安状態はすごく厄介なものだ。かかった最初の頃にすごく混乱してしまって、何をやればいいかわからなかった。毎回症状が違うので、他人に説明するどころか、自分にさえ何が起きるかは全くわからなかった。インターネットや本で調べてもこういう症状に当てはめる病気や障害は多くて、「いったいこれは何?」と頭の隅中でいつも思って、答えを求め続けていた。
大学のカウンセラーと一年弱セッションを受けていたけど、その時も病気や障害の名前が先生の口から出ていなくて、むしろ「 病気じゃないよ」と言われた。あのとき、自分の症状をうまく説明できないせいか、その症状は病気だと判断できるレベルになっていないからかのどちらかかもしれない。
その後、ずっとインターネット、本などでこの「もの」のアイデンティティーを探していた。結局、「名前なんてもういいわ」と思って、対処方法に集中することにした。
不安状態は仮想現実に似ていると思う。ないものがあるように見えて、実際にあるものを見えなくなったりする。この仮想現実を溶かすためにまず、
自分は仮想空間にいるのを意識することが重要だ。
上記の症状を感じて、「あ、不安状態だ」と認識することだけで、もう一歩を踏み出していることになる。
ラッキーな時には意識した途端に解放感を感じて、そこから少しずつよくなっていく。でも私はだいたいの場合そうにならない。その時は、
仮想現実にいる間、プロトコルというマイルールを守ってよくなるまで粘る作戦
を使っている。そのプロトコルは不安状態を数年間体験してきた自分が自己啓発本、日記と自己観察に基づいて作ったものだった。プロトコルは現実が見にくくなる不安状態にいる自分のガイドになっている。不安状態で身体の状態の悪化を防ぐためのレールという役割を持つ。
たくさんの原因の積み重ねでできている精神的なものを予想するのが難しい。これ調子いいかもと思った時に悪くなったり、何日間も悪い状態なのに急によくなったりする。瞬間的じゃなくて、安定的な「 いい状態」まではプロセスが必要だ。
残念ながらそのプロセスはスムーズな一直線ではなく、波みたいに上がったり下がったりするものだ。その上がったり下がったりすることを繰り返しながら、少しずつ上に、いい状態になっていく。なので、私にできるのは下がった時、不安状態になったときに、もっと下に行かないように止まること。
上に行けないなら、下に行くのを止める。よくなれないなら、悪くならなければいい。
私はこの方針でプロトコルを作った。
私のプロトコルの最新バージョンを紹介したいと思う。特別なものはなく、一般的に知られている方法だ。インターネットや本でよく見かける普通なことだけど、長期間に実行してから、個人的に効果があると思う。
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寝不足厳禁
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糖質、グルテン、カフェイン、アルコールを控える
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ネガティブな思考を対抗して、事実を見つける
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ネガティブ思考や感情を信じない
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決断、結論をしない
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観察して待ってあげる
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必要最低限なことをやればいい
このプロトコルを一つか二つの記事に分けて紹介したいと思うので、よかったら次の記事も読んでみてください。