擁護岩を前にして、私とRさんは言葉を失った。
あまりにも、大きい。迫力が凄くて、写真なんかじゃ伝わらない。
とりあえず、2人で岩の前に祭られている飯綱権現神社にお参りした。
手を合わせていると、“斜め後ろの角にエネルギーが吹き出てる場所があるよ”と
いうビジョンが見えた
神社の斜め後ろに行き、岩の窪みに手を当てると、とても暖かい。
この日、実は曇っていて寒かった。実際Rさんは軽めのダウンジャケットを着るぐらいだった。
しばらく、2人で岩を触りながら動かず休んでいたが、
そんな寒さにも関わらず身体がポカポカしてきた。
集中して岩を触っていると、“あぁ、なつかしい”という頭の中で声がした。
それとともに、人が膝をおって、岩の窪みに向け頭をたれ、シャワーを浴びるようにエネルギーを浴びている姿が見えた。
「???」
はじめてみるヴィジョンだった。
岩のエネルギーが強すぎて、遠い前世の記憶がよみがえってきたのか、
それとも誰かの念をキャッチしたのか、どちらかわからない。
ただ、なんとなく、この岩は、生けとし生ける全てのものに、
エネルギーを分け与え、生命を育んできたのだと思った。
人だけではなく、弱った猪や、狐、子連れの動物など、
個々に頼ってくる生命に活力を与える、とても優しい、でもエネルギーが強い岩だ。
私は、この岩と出会ってから、数日、恋をしたように何かあると岩のことを思い出していた。
思い出すと、なぜか岩のパワーがもらえるような、そんな気分になった。
気分だけじゃなく、実際、遠隔でもらっていたんだと思う。
なぜなら、この日の夜中起きたときに、左側に大きく、強い光を放つ、青紫の光を見たからだ。
この岩には神様が宿っている。
でも、その神様はとても優しくて、生命を愛し、活力を与えるエネルギーだ。
そして、私はこの岩の神様がとても大好きだ。
しばらく休み、身体も温めてもらったので、私たちはそこから下山した。
急な坂が多い、獣道だったので、怪我しないか心配だったが、驚くほどすんなり降りることができた。
Rさんが「実は飯綱神社で、無事降りられますようにってお願いしたんだ。
だから、神様が助けてくれたから、大丈夫だったんじゃない?」
2人で出口の鳥居で手を合わせ、下山の無事のお礼を言った。
そして景色の良いところでお昼を2人で食べた。
その時、Rさんが「さっき言っていた、與瀬神社に行ってみたい」とリクエストが出て、
時間もあるので、2人で立ち寄ることにした。
・・・・・・・・・・・続く・・・・・・・・・・・