🖼️今回の作品
「獅子座 星座シリーズ」エルテ作



今回はアール・デコのデザイナー。
この星座シリーズはエスティーローダーのコンパクトに使われたことがあるので知っている人もいるかも。

獅子は世界各地で使われています。権力の象徴になりやすいですよね。百獣の王ですから。
エルテの作品では獅子が立ってシンボルが描かれた旗のようなものを持っているデザイン
太陽と月、王さまが持つであろう笏と玉、香炉、豊穣の角、コーヌコピアの4つが描かれています。
獅子が立っているリボン風のものには獅子座のマーク♌︎、数1とSundayと書かれています。
コーヌコピアの角からコインがこぼれ落ちて旗の外、下の方まで描かれています。
コインだとわかるのは下に落ちるにつれ大きくなり、コインとして描かれているからです。
権力、財力が表されるのは獅子座っぽいですね。
強いものが権力財力を持つのが自然なことだからでしょうか。
そして強い人は強いもの、動物を好むのも自然なことかもしれません。

*エルテについて
アール・デコの時代
本名ロマン・ド・ティルトフ(Romain de Tirtoff)(1892年11月23日 - 1990年4月21日)
ロシア生まれのフランス人美術家でデザイナー。
エルテ(Erté)の通称で有名。イニシャルのフランス語の発音 [ɛʁ.te] から来ている。
ファッション、ジュエリー、グラフィック・アート、衣装、舞台美術、インテリア装飾など、幅広い分野で活躍したデザイナー。

*コーヌコピアはウェッジウッドのシリーズにありますね。

*アール・デコ
装飾美術という意味。
1910年代〜30年代。フランスを中心に流行した美術工芸の様式。
単純・直線的なデザインが特徴的