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美術で楽しく知る西洋占星術 秋分後の新月🌑天秤座編
🖼️今回の作品
『銀の時代』ヤコボ・ズッキ作
1476年ウフィツィ美術館
【作品について】
「黄金の時代」との連作。
ギリシャ・ローマ神話には黄金・銀・銅・鉄と4つの時代があるとされています。
鉄に行くにつれ、人間の心は所有欲にまみれ、争いが増える時代となります。
銀の時代はゼウスをはじめオリュンポスの神が毎日が人間と共に幸せに暮らしている時代です。
鉄の時代には所有欲にかられた人間の心は悪くなり、争いが増えます。神々は人と暮らすことをやめ去っていきます。
最後まで残ったのが正義の女神アストレイアでした。
金の亡者となり、親子、隣人、国同士が争い、アストレイアも地上を去りました。
今もSNSを開ければ簡単に儲かる、お金の話がすぐ目に入ります。
自分が良ければというエゴが蔓延るこの世界、アストレイアにも愛想を尽かされたままなのでしょうか?
【天秤は何を表すの?】
天秤座に対応するギリシャ神話の女神は正義の女神アストレイアとされています。
当然アトリビュート(属性・持ち物)は天秤。
重さを量るものが天秤。
正義はどちらにも公平であることから天秤で表されてきました。
また、この天秤は「時をはかる天秤」だとも言われています。
9月22日は秋分の日でした。この日から太陽は天秤座に移動しています。
現在の秋分点は、乙女座にありますが、かつての秋分点は天秤座に位置していました。
この為、秋分の日には太陽がこの星座にかかり、昼夜の長さを等しくわけていたことから、時をはかる天秤だとも言われています。
【作者について】
ヤコポ・ズッキ(1541年- 1596年)は、フィレンツェとローマで活躍したマニエリスム様式のフィレンツェの画家。
ジョルジョ・ヴァザーリの工房で修行し、ヴェッキオ宮殿のスタジオロとサローネ・デイ・チンクエチェントの装飾に参加。
1570年代初頭にローマに移り、フェルディナンド・デ・メディチ枢機卿のフィレンツェ宮殿(1574年)で活動。
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【天秤座に対応するボトルの1本は?】
B59レディ・ポルシャ
色:ペールイエロ/ペールピンク
キーワード:I balance
惑星:金星
チャクラ: ベースチャクラ、第二チャクラ
レディ・ポルシャはシャークスピアの「ヴェニスの商人」の登場人物。
愛する人のために判事に変装して「慈悲の心はないのか?」と法に則りながらも説き伏せます。
ポルシャの婚約者は借金を抱え、返済できないなら体から肉1ポンドで返済をと憎んでいる相手から要求されます。
契約ではあるものの恨みお金への欲望からの要求でした。
正義を貫くならば、肉1ポンドは切り取っていいが、肉だけで血を一滴も流してはいけないとポルシャは言い渡します。
不可能ですね?
正義を守るために法律も大切だが、慈悲の心はさらに重要であると説くんです。
けして腕力で戦わずに知恵で愛する人を助けたポルシャ。
ヴェニスの商人は短いですが、難しいテーマが散りばめられているストーリー。人間が何を大切にすべきか考えさせられるお話です。
私たちは日常的に対極のもの、反対のものと出会うことで、学んでいきます。もちろん反対のものが全て心地良いとは限りません。
喧嘩もするでしょう。そんな体験があるからこそまた、許しも学びます。
憎むこと、戦うことはある意味簡単でしょう。
それでも人は慈悲を学びます。
相手を許すことによって、自分を許すことを学んでいくのです。
前半6星座は、自分中心に成長していきますが、天秤座からの後半6星座は、他者や世界とのかかわりの中で成長していきます。
このため、天秤座は他者とのバランスをとっていくことが重要なテーマです。
★メイン テーマ
「あなたがジャッジされないように、ジャッジするなかれ」。
自己受容を通してジャッジすることを手放し、思いやりがより大きな識別とバランスをもたらす
★アファメーション
私は光の法則とそれらがいかに私の成長に適しているかを理解します
【対応するタロット】
「ソード4」
天秤に量るものをのせて釣り合うようにするには慎重さが大切です。
どれを載せるのか、目算して載せ、そこから調整を加える必要があります。
つまり考えることと時間が必要です。
すぐ動くではなく、一旦動きを止め、上手に天秤を釣り合わせる時間をかける時なのでしょう。
📒note
オーラソーマHP
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「今こそ智慧を活かす」天秤座の新月10/3 03:49
【天秤座キーワード】
バランス感覚
社交性
客観視
新しい流れに乗りたいと思いつつ、行動し始めると横槍が入るなど停滞感がありそうです。
でも今回の新月は「金環日食」特別なパワーのある月です。(日本では見られません)
新月は新しいスタート、種まきの時ですが、日食を伴う時にはより強まります。
通常なら次の満月までの影響と2週間程度の短いスパンですが、今回のテーマは、次の月食(来年の3月14日)まで影響するんです。
だからこそすんなりいきたいものですが、そうでもない。すっと進みたいが横槍が入るような星まわり。
こんな時こそイライラせずに天秤座らしく冷静にそして客観的に俯瞰して物事を見たり考えたりするといいでしょう。
長期的に物事を捉え、今できること、その次でもいいことと順序立てることで自然に自分にとってちょうどいい動きになるはずです。
では、ザビアンシンボルから今回新月のテーマを考えてみましょう。
【サビアンシンボル】
天秤座11度「眼鏡ごしに覗き込んでいる教授」
11度はどのサインでも「テンションの高い実験性」です。
まずやろうか、試そうか、みたいな勢い。
天秤座の6−10度では天秤を大いに揺れ動かれました。
反動や妨害などを体験したからこそ公平で冷静な心を会得しました。
さらに11度−15度で、客観的な知恵へと発展させます。
「教授」ですから知恵があり、教えられる人ですね。
自身のことも客観的にみられるということ。自分の価値観、囚われから解放されるタイミングかもしれません。
いいも悪いも傍に置いて、客観的に見つめ考えてみる時間をたくさんとってみてください。
⭐️次回10月17日牡羊座満月
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10月スケジュールです。
今月は岡山イベント出張のため、大阪梅田AngelicaForSoulでの個人セッションは7日のみになりました。
ZOOMでも承ります。
メールでお問い合わせくださいね。
info_angelica@yahoo.co.jp