世界でご活躍されているオペラ歌手です。
知り合いにきいてもほとんどの人は知らなかったです。
僕の知り合いで知っていたのは…
大阪でピアノ教師をしているモルデントさん
オペラ歌手を目指していた元アウラ・スタッフの美音
ワイン・インポーターの高橋さんの３人だけ。
小澤征爾指揮『エレクトラ』（R.シュトラウス）のタイトルロールで日本デビュー
1988 第3回『ルチアーノ・パバロッティ・コンクール』優勝 ヨーロッパ・デビュー
1989 『愛の妙薬』でルチアーノ・パヴァロッティと共演し、アメリカ・デビュー
1990 第4回 イタリア国営テレビRAI主催 『マリア・カラス・コンクール』優勝
第27回『フランチェスコ・パオロ・ネリア・コンクール』にも優勝しています。
今現在は、日本を拠点として活動しています。
クラッシック音楽で日本人として世界のトップでご活躍されている人は、世界の小澤とか数人しかいないように思うのですがどうでしょう？
中丸さんは、間違いなく世界のオペラ、日本のオペラのトップを行く人であることには間違いありません。
ベルサイユ宮殿でダイアナ妃ご臨席の英仏主催チャリティ親善コンサートにフランス代表で出演
マイケル・ジャクソンやダイアナ妃がファンだった人。
ベルサイユ宮殿でのチャリティーコンサートの話をアウラスタッフのフランス人のローラに話したら、ローラの目は３倍くらいにでっかくなって絶句してました ^^;
オペラを志す人々が夢見るイタリア・ミラノのスカラ座の出演契約をもらった人は、日本人で中丸さん以外にいたのだろうか？
僕も中丸三千繪さんを全く知らなかったです。
日本では、ほとんどの人々が知りません。
初めてアウラに来られたときに僕がお名前すら存じあげなかったことを知ると…
『マリア・カラス・コンクール スカラ座への道』という著書をすぐに自ら持ってこられたのでした。
その時、他の本を読んでいたのですが、少し中丸さんの本を読み出すとオペラなど全く触れたことがない僕でも面白くて一気に読破してしまいました。
因みにあの時に読んでいた本は、中途半端なまま未だに完読しておりません ^^;
この本を読んだ感想は…
若い頃から僕がやってきた努力の数倍はしてきただろうということ。
神という存在があるか否かはわかりませんが…
夢を捨てず諦めず努力をしてきた人には、試練を与えチャンスを与え、その時に必要な人々との出会いを用意するのではないかということ。
それを思えば、マリア・カラス・コンクールに優勝することは当たり前といえば当たり前だったようにも思えてきます。
クラシックやオペラを志している若い人達には特に…
是非とも一度は読んでほしい一冊だと思いました。
将来、夢を叶えようと思っている人達にもお奨めです。
アウラは、もし有名な方々が来られたとしてもサインをしてもらうこともなく…
ましてブログに書くということもありません。
書いた記憶は、昨年の秋競馬の天皇賞優勝のイタリア人騎手のお話くらいだった思います。
有名無名に関わらず、もちろん普通の人にも分け隔てなく出来る限りプライベートの時間を大切にしてほしいと思っているからです。
でも、中丸三千繪さんは、日本の沢山の方々に知ってほしい人なので、敢えてここに書くことにしました。
中丸さんを知ることで、夢実現の可能性が大きくなる若者達が沢山生まれることを願って…。
中丸さんは、天賦の才に恵まれていたかもしれません。
それは、世界の小澤征爾に認められたことでもわかります。
小澤征爾さんに…「すぐにイタリアに行きなさい！すぐにイタリアに行って頑張りなさい！」
そう薦められてイタリアに行き、知らない国で色々な困難もあったと思います。
パバロッティの師匠に中丸さんも弟子入りし、努力に努力を重ねて来られて、何千人もの世界中のオペラ歌手が挑むマリアカラスコンクールに見事に優勝
世界８０カ国以上でテレビ放映されているコンクールなのだそうです。
（日本では放映されていないと思います）
とにかく努力の人
日本にこんなに凄い人がいたとは…。
正直、何も知らなかった自分が恥ずかしくもあり、とても損した気分にもなりました。
恐らく…
イタリアでは、かなりの有名人だと思います。
オペラが盛んな国では有名であって当たり前だとも思います。
中丸さんのファーストアルバムを買って聴いたとご本人に話したら感想を聞かれました。
正直に…
「わからなかった」
…と答えたら…。
「本人を前にして、『わからない』って…」
…と中丸さんは呆れていましたが…。
ロックの話なら少しはできても…
クラシックやオペラに関しては無知に近い。
でも、ニューヨークのブロードウェイで『エビータ』を観たときの感想を話すと目を輝かせていました。
ＣＤでは伝わってこなくても劇場で聴くとストレートに伝わってくる何かがあると思うから、今度、中丸さんの歌を聴きに行きますと言ったら、頷いていました。
僕が初めて会った時の中丸さんの印象は…
僕が知っている人の中で頭の回転は、一番早いかもしれません。
速くて切れるという印象、そしてその中に感性をもった答えがポンと即座に返ってきます。
一流の中で揉まれている一流はやっぱり半端ではないと思います。
実力なくしてあの答えはありえません。
どこから来るんでしょうね～ あの感性は…。
そして、人への思いやりをとても持っていて、強いポジティブさと共に大らかな優しさをもっている人です。
お会いするたびに僕もパワーをいただいている次第です。
イタリアで２０年以上過ごされ、世界中のオペラ座やオペラハウスを飛び回ってきた中丸さん
何故ゆえにこんなセレブがアウラを気に入られたか？
それは…
一言で言うと謎です ^^;
ワインももちろん目茶目茶に詳しいし、世界の一流料理店で食べてこられた誰もが認める食通らしいです。
アウラでは、いつものように普段と変わらずに作ります。
リクエストはひとつだけ…
中丸さんのお気に入りのピエモンテ州の白ワイン
「アルネイス・ブランジェは置いてください」
ご要望は今のところそれくらい。
（ARNEIS BLANGE 提供価格 \5200 今、グラスでもご提供していますが開けた時に微発泡なのでボトルのみのご提供に切り替えるか思案中）
今年の１月に初めてご来店された時。
「このお店、３年前に来たら断られたのよ！」
「僕にですか？」
「そうよ！」
あぁ～ たぶん貸切かたまたま忙しくてバッタバタの時だったのかもしれません ^^;
後日、聞いた話では…
「３度も断られたお店は、ここだけなんだから！」
…と中丸さん。
ありえないけど…中丸さんは明確に憶えているようなので本当らしい ^^;
よっぽどタイミングが悪かったと苦笑いするしかありませんでした(^^ゞ
三顧の礼というのがありますが…
三度の非礼というはありませんよね？
本当に申し訳ありませんでした。
アウラは、忙しいときは滅茶苦茶に忙しいですけど…
暇な時は、どんだけ暇なのよ…っていうくらい静かなのです。
本当に困ってしまいます(笑)
なので、どちらにしてもご予約していただけると有難いわけです。
普通の人だったら、一度断られたら、来ない人が多いのかもしれませんが…
中丸さんは、もしかしたら、３度も断られて意地になられたのかもしれません ^^;
アウラにいる時の中丸さんは、セレブというより普通の人というか…
もしかしたら、ワインを飲みすぎて酔うととたまに弾けたりします。
中丸さんもご来店の時…もし彼女が弾けてしまったら、温かく見守ってあげてほしいと思います。
とにかく滅茶苦茶に気さくな人です。
さぁ～
オペラを聴かなきゃです。
イタリア文化であるオペラがわかってきたら、僕の料理にも深みがもっとでるかもしれませんしね。
日本でのオペラ普及のためにも…
もう少し、オペラに親しんでいない人達がすんなりと入っていける音楽もやってほしいと今度いらした時に言ってみます。
とりあえず、今はマリアカラスとかパバロッティとかから入ってみるかな～
…と思っていたら…
布袋寅泰 東大寺ライブ！世界遺産登録10周年記念のコンサートに中丸さんも特別ゲストで出演されているようなので、このＤＶＤを観てみようと思います。
布袋さんはあまり聴かないから、中丸さんのところだけでいいんだけど… (^^ゞ
…って、布袋ファンに怒られますね ^^;
ＰＳ：中丸さんをご紹介するつもりが…。相当な長文になりましたことをお許しください。
aura cucina italiana
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