11月度「出会い場」 | 不登校・ひきこもり 京都・亀岡 認定フリースクール アウラ学びの森 知誠館

不登校・ひきこもり 京都・亀岡 認定フリースクール アウラ学びの森 知誠館

全国初の認定フリースクール。そこで繰り広げられる様々なエピソードや気づきの数々を、アウラの森の住人である私たちがお伝えします。
みなさんが探しておられる、不登校やひきこもりの解決につながるヒントが見つかるかも…。

知誠館では月に1度、生徒のリクエストをもとに、こだわりを持って仕事をしている方をお招きして、自分の仕事のことを語ってもらう「出会い場」という活動があります。
この活動では、生徒がいろいろな考え方を持っている大人に出会うことだけでなく、その人たちの物語を聞いて、多様な生き方に触れることを目的としています。





今回はAちゃんのリクエストで「お坊さん」をお招きしました。
曹洞宗のお寺の副住職をされている諸岡さんです。

 

 
寺の跡継ぎとして生まれた諸岡さん。
幼いころは漠然とお寺の仕事を手伝っていましたが、いざ自分が跡を継ぐかどうかの選択を迫られるようになると、すごく悩まれたそうです。
今回の「出会い場」は、そんな諸岡さんの様々な思いや葛藤が語られました。





小さい頃、自分には取り柄がなくて褒められる経験がなかったけど、お寺の仕事を手伝っていると周りの大人に褒められたので、それは嬉しい経験だった─。

おじいさんが亡くなった時、父が家を継ぐかどうかで悩んでいたけど、自分は小さかったので何もできずにもどかしい思いをした─。

人が抱く「お坊さん」のイメージに、自分が近づけているのだろうか、悩みを相談してくる人に対して、何もできない自分って何なんだろうと悩んだ─。





実は、Aちゃんの家もお寺の檀家さんで、諸岡さんと同じように
「家を継がなければならないのかなぁ…でも…」と悩んでいたのでした。





また、日々の生活の中でも
─あなたはお寺の子なんだから
と、母親や祖父母に厳しく育てられたこともあり、「自分はこうあらねばならない」、「僧侶はこうあらねばならない」という思いを常に持っていました。





師岡さんの話を聞いたあとのAちゃんの感想は、

「跡を継ぐかどうかを考える上で、そういう考え方もあるんや。お坊さんにもいろんな人がいてていいんや。」

というものでした。





この言葉は、Aちゃんの視野が少し広がったことを意味しているのではないでしょうか。
諸岡さんの語る物語を、Aちゃん自身が自分に引きつけて聞いた結果だと思います。
両親や祖父母の言葉に縛られることなく、Aちゃん自身の選択ができるようになったらいいなぁと私は思いました。





他の生徒やスタッフも、それぞれに感想を述べていたので、またどこかで紹介したいと思います。
ちなみに、その時の動画がこちら↓

この「出会い場」は、知誠館の関係者以外の方でも参加できるので、またいろんな人が来てくれることを楽しみにしています。



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