ひとつのテーマについてみんなで考え、議論することを重視したワークショップ型の授業になっています。
今回のテーマは「告知」
がんを告知されたAさんと、告知されなかったBさんの例から、「告知」にまつわる問題についてみんなで話し合いました。
「告知」と聞いてピンときた方もいるかもしれません。
そう、今回は「インフォームド・コンセント」も隠れたテーマでした。
告知を受けた人と、受けなかった人の2つの事例を見て、それぞれの問題点をあげました。
テーマがとても重たいものだったので、いろんな意見が出ましたが、最終的に
─患者の権利には「知る」権利と、「知らない」権利がある
というところに落ち着きました。
その後、インフォームド・コンセントを実現するために必要なことは何かについて、自由に意見を出し合いました。
・インフォームド・コンセントの知識を社会に広めるための「社会教育」が必要
・患者側の学びや自覚が必要
・医療の専門家と患者の間に立つ「媒介者」のような役割を担う人が必要
・がんになっても、就労や就学ができる仕組みが必要
・がん患者の社会貢献を考えることが必要
などなど、いろんな視点で柔軟に考えました。
「がん」は非常に重たいテーマでしたが、これから避けては通れないことでもあります。
高校生や大学生の時期に、一度でも深く考える経験があるというのは、その後の人生にとって意味のあることなのかもしれません。
「思考」のワークショップという授業は、こんな風にふだん深く考える機会が少ないテーマについて、みんなで考えてみる。そしていろいろな考え方に触れる。
そんなことを大事にしています。

「不登校」に関するブログはこちらから!
↓↓

にほんブログ村
***************************************************
「不登校を繰り返さないために、親が学ぶ」
30日間の無料メール講座を受けてみませんか?
お申込みはこちらから
⇒http://tiseikan.com/lp/