はい、次に進みます。


…が‼︎

済みません‼︎

またもや「説明が抜けていた」ことに気付きましたえーんえーんえーん


ただし今回は「前回の続き」という形でどうにか収拾つきそうなので…


そのまま進みますチューチューチュー


自動詞の現在完了形の説明で。

「主語の性と数に合わせて動詞の過去形を作り、その後に主語の数に合わせて hai(1人)/ haiN(複数名または1人を尊敬) にします」

と書きましたが…


実は「主語の人称」も影響します。

今回は「一人称単数」についてのみ説明します。

実際例を挙げながら説明していきます。


前回?の例文。

「配管工(palambar:パランバル)が来ました」

いつ来たか、今どうしているかは関係なく「来た」事だけを表現するなら

palambar āyā

(パランバル・アーヤー)


来て今ここにいる、というニュアンスで現在完了形で表現したら

palambar āyā hai

(パランバル・アーヤー・ハィ)

と、最後に hai を付けました。


何故 hai なのかというと「単数(1人)だから」ではなく、本当は「主語が三人称単数だから」です。

「人称が何であれ、単数なら hai でしょ?」と思いがちですが(←私も前回うっかりそう勘違いしていましたえーん)。


実は一人称単数の場合コピュラ動詞は hai ではなく hūN(フーん)です。ですよね?


「私は日本人です」

maiN jāpānī hūN(マィん・ジャーパーニー・フーん)


「私は日本の首相です」

maiN jāpān ka wazīr-e-āzam hūN

(マィん・ジャーパーン・カ・ワズィーレ・アーザム・フーん)


なので。

話を現在完了形の説明に戻しますが。


主語が三人称単数の場合(※二人称単数の tū の時も)文末に hai が付きますが、もし主語が一人称単数…「私は」「僕は」「俺は」の場合、文末には hai ではなくhūN が付きます。


なので

「私は来ました」は現在完了形で表現すると


男性: maiN ā hūN(マィん・アーヤーフーん)

女性: maiN āī hūN(マィん・アーイーフーん)


となります。


ではもう少し主語が一人称単数の現在完了形の例文を作りましょう。


「私は起きました(立ち上がりました)」

起きる(立ち上がる):

 uTHnā(ウとぅナー:語幹はuTH)

いつまで寝てるの?早く行かなくちゃならないのに‼︎と声をかけられて「寝てないよ、もう起きてるよ」と答えたりする時はこれですね。


男性: maiN uTHā hūN(マィん・ウたーフーん)

女性: maiN uTHī hūN(マィん・ウてぃーフーん)


「立ち上がりました」と書きましたが、この uTHnā はまさに日本語の「起きる」にあたるので、「眠りから起きる」の時も「体を立ち上げる」時も使います。

なので…


たとえばあなたがずっと横になってゴロゴロしていると思っているお母さんに「いつまでも寝転がっていないでさっさと出かける準備しなさい‼︎」と言われて「もう起きた(立ち上がった)よ」と答えるときにも使えます。


実は「起きる」「目覚める」という単語は jāgnā(ジャーグナー:語幹は jāg)というのもあります。


jāgnā といったら…

tum(トゥム: 君に相当する二人称複数形)に対する命令形の jāgō を思い浮かべる私です。


「起きろ」ではなく「目覚めろ」の意味が強いですね。


Youtube検索したら沢山歌が出てきました。

メッセージ性の強いものばかりですね。

さすが「目覚めろ」。


私には1993年に密かにパキスタンの中坊の間で流行ったこの曲が印象的でした(当時カシミール問題が再燃していたんです、確か)。当時中1だった甥っ子🇵🇰も大好きでした。


次回は少しだけ「主語が tum(トゥム: 二人称複数形) の時の現在完了形」の説明をしようと思います。インシャーアッラー。


ウルドゥーとイラストのLINEスタンプ作りました