【このページをご覧になる皆さんへ】

ブログ更新後に説明が足りなく意味が分からなくになっている部分を見つけました(2024年5月12日 05:35)。

加筆部分はこのように

フォントが斜体で大きい部分

です。

昨日ご覧になった皆さん、申し訳ありませんでした。再度説明ご確認宜しくお願いします。

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お久しぶりです(毎度済みません…)

はい。

今回は前回👆の自動詞のシンプルな過去形から少し「ニュアンス」を加えてみたいと思います。


自動詞の過去形は「主語の性・数に合わせて語尾変化」します。

※上に貼った前回ページで復習してみてください


例えば「来る」。

あの人(男性:単数で)は来た

woh āyā(ヴォ・アーヤー)


勿論これだけで言う場合もあります。

しかし大概ここに少しおまけを付けてニュアンスを出します。

インシャーアッラー、その中のいくつかを何回かに分けて説明します。


今回は英語でいうところの「現在完了形」ですが、英語のソレとはニュアンスが違います。


主語の性と数に合わせて動詞の過去形を作り、その後に主語の数に合わせて hai(1人)/ haiN(複数名または1人を尊敬) にします。


「こういう動作をして今もそうである」といった感じです。


例えば ānā の過去形 + hai / haiN は

「どこからか来て今もいる(到着している)状態にある」といった感じで、「ずーっとその状態」というのではなくある程度「少し前に来てそこにいる」といった直近の感じです。

これを「自然な日本語」で表現するのは難しいので…「そういう感じなんだな」とふんわりイメージしてください汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ


「配管屋(男性名詞単数)が来ました」

palambar āyā hai

(パランバル・アーヤー・ハィ)

※実はこの「パランバル」。英語の plumber で英語の発音は「プラマー」…まぁインド・パキスタンでは取り敢えず「パランバル」という事で爆笑爆笑爆笑


「子供達(男性複数)が全員来ました」

遠足の集合時間に出席確認して「はい、全員来ました」という感じですかね。

bachchē sab āē haiN

(バッチェー・サブ・アーエー・ハィん)


「あの女性が一人で来ました(女性名詞単数)」

一人・独りぼっち(の/で): akēlā

この akēlā は形容する名詞の性と数で語尾変化します。なのでここでは女性一人なので akēlī

woh aurat akēlī āī hai

(ヴォ・アゥラト・アケーリー・アーイー・ハィ)


「学校の本達(女性名詞複数)が来ました」

※複数の学校の本(教科書)だとご理解ください

iskūl ki kitābēN āī haiN

(イスクール・キ・キターベーん・アーイー・ハィん)


はい、ここで注意が一つあります。

男性名詞単数・男性名詞複数・女性名詞単数は主語の性と数に合わせて

①動詞の語尾を変える

②hai/haiN にする


のですが…

女性名詞複数のみは少し違います。


前回の「シンプルな過去形」では、主語が女性名詞複数の場合は動詞の語尾を -īN(イーん)としました。

主語が女性名詞複数の場合で語尾に haiN が付かない時は、動詞の語尾を-īN(イーん)とします。


しかし、文の最後に haiN が付く時は 動詞の語尾の -īN(イーん)-ī(イー)にします。

つまり動詞の語尾変化が、主語が女性名詞単数の場合の過去形の変化と同じになります。


haiN が付かないシンプルな過去形と、haiN が付く過去完了では「動詞の語尾変化」がどう変わるのか、並べて見てみましょう。


①女の子達が来た

・語尾に haiN 無し

→laRkiyāN āīN(ラるキヤーん・アーイーん)

・語尾に haiN 有り

→laRkiyāN āī haiN(ラるキヤーん・アーイー・ハィん)


②バス(複数)が止まった

止まる: ruknā(ルクナー:語幹は ruk)

・語尾に haiN 無し

→ basēN rukīN(バセーん・ルキーん)

・語尾に haiN 有り

→ basēN rukī haiN(バセーん・ルキー・ハィん)


③店(複数)が開いた

開く: kHulnā(クルナー:語幹はkHul)

・語尾に haiN 無し

→dukānēN kHulīN(ドゥカーネーん・クリーん)

・語尾に haiN 有り

→dukānēN kHulī haiN(ドゥカーネーん・クリー・ハィん)


つまり。過去形の文において。

主語が女性名詞複数の場合、haiNがあればそれで複数だと分かるので動詞の語尾は複数形(-īN)にする必要がないのでしない。

でも語尾に haiN が無いと単数か複数かわからないので語尾を -īN にする。


という事です。

これと同じ事が現在形の否定でもありました。

↑このページの後半部分


あれもやはり「haiN があれば複数だと分かるけど、haiN が無いと単数が複数か分からないから動詞の語尾を -īN に」したんです。


少しずつ、じわじわと過去形の説明を進めていきます、インシャーアッラー。


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