オーストラリアへ来てるよ!!

ビバ!オージービーフ!!!!!
正直期待してたよりずっと柔らかくて旨い!


但しこの肉がオージービーフかどうかは定かではない(^q^)




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尺八の話 番外編

久し振りの尺八の話、且つシリーズの終わりが見えてきているというのに、ここで番外編を挟むという某少年誌の連載引き延ばしのような暴挙に出ますが、

ちゃんと今この時と関係があります。

題して

『石垣秀基、ハジメテの尺八❤』

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AUNJクラシックオーケストラは
『ONEASIA joint Concert
           ~Japan Australia~』
こちらの公演のためにオーストラリアへ来ておるわけですが、尺八担当石垣征山の初海外はオーストラリア!13歳でした。
さらに、尺八を人前で初めて演奏したのもオーストラリア!!
と言うより、オーストラリアへ来るために尺八を始めた、と言っても過言ではないのです。

一体どういうことなのか。

東京都豊島区に生まれ育ったわたくし、豊島区立の中学校へ通っておりました。生徒会長やったり地域の獅子舞やったりしてましたが、その話はまた長くなるので(笑)何かの機会に…

で、豊島区がオーストラリアのタスマニア島にあるホバートと言う土地と姉妹都市なんですね。タスマニア島はオーストラリア南東に位置する島、と言っても北海道と同じくらいのサイズなんですが(^^;
この姉妹都市に豊島区から中学生を海外派遣する事業が当時ありまして。(当時、と言うのは今はもうやってないんですね、たしか。財政難で(^q^))
しかも、現地のおうちに二週間程度ホームステイする、ステイ先にはほぼ同い年の子もいると言う刺激的な内容!

それまで海外に行ったことの無かった石垣少年は、行きたくて行きたくて、
ただ、豊島区立の中学校13校から各校男女一名ずつしか無い枠、行きたい子は他にもいるわけで、作文、面接による選別が行われたんですね。

その時の石垣くんの作文の内容をかい摘まんで紹介すると

『わたしの両親は父が尺八、母がお箏を演奏しており、わたしは6歳の時からお箏を演奏しています。お箏の素晴らしい音色を是非オーストラリアの皆様へ御伝えしたいのですが、お箏は大きいので運ぶのが大変です。尺八ならば持ち運びも簡単で、尺八の音色を聴いていただければ良い日豪の文化交流になると思います。』

とこんな感じ。

そらねぇ、あんた。
採用されますよ、そら(笑)
我ながらハッタリ利きすぎてて笑っちゃう。

ただこの作文、嘘はないのですが隠された事実があります。。。

お箏は確かに6歳から演奏してましたが、それは年に一回ある家の演奏会の一ヶ月前から慌ててやり始めて、演奏会終わったらパッタリさわらなくなるインチキみたいなもんだし、
『箏の代わりに尺八を』と書いてはいるけども、どこにも尺八が吹ける、とは書いてない……………

そう、尺八は、

吹いたことがないのである!

日豪の文化交流などともっともらしいことを言っておいて、尺八は

吹いたことがないのである!

いやー、我ながら無謀だわー、13歳の石垣少年(笑)数ヶ月後には出発が迫っているのにハッタリで合格を勝ち取るという(^q^)


で、当然尺八を吹いたことがない石垣少年は合格後、慌てて父親に

『尺八パパッと吹けるように教えて~、
パパだけに~

と泣きつくんですねー。もう、今の俺がその様子見てたらとりあえずはっ倒しますよねー(´∀`#)
ひとつも嫌な顔せず教えてくれた父に今更ながら感謝です…m(。_。)m


そんなこんなではからずも(いや、完全に自業自得なんですが(笑))オーストラリアで尺八を吹くことになった石垣少年、吹く課題になった曲は、

『さくらさくら』
そして
『Walzing Matilda』

の二曲。元々この二曲を最後のお別れ会の時に派遣生とステイ先の子達と共に歌う予定だったんですね。

Walzing Matildaはオーストラリアの国歌になるかもしれなかった、と言われるほど豪国民にとても馴染みのある曲。

そのみんなが知っている曲を全員で歌う前に、おもむろに一番前のど真ん中に歩み出て、尺八ソロで吹く。

…いやー石垣少年、謎の度胸があるなー
つーか、何にも考えてなかったんだろうなー(笑)

で、その時の本番はどうなったかって、大きな事故もなくいい具合に『日豪の文化交流になった』と思いますよ(*´ω`*)


そして無事帰国後、『オーストラリアへ行く!』と言う目的の為に始めた尺八は、自分の中で完全に役目を終えて、丸3年以上陽の目をみることが無かったのである………


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それから22年。石垣少年は石垣おじさん青年になり、何の因果か尺八を吹く人生を歩み始め、今こうして22年ぶりのオーストラリアを尺八吹きとして訪れてます。


『帰ってきたぞー!!!』



そして、何の因果か、今回演奏する楽曲の中にあの曲がありました。



『Walzing Matilda』



22年ぶりの邂逅。
あれ以来全く触れてなかった楽曲にもかかわらず、メロディーも運指(指使い)もしっかり覚えてました。

当時の旅の様子、一緒に行った仲間たち、ホームステイ先の家族、雄大な自然、色々な記憶が走馬灯のように駆け巡ります。。。


……いや、死なないけども!!!(ФωФ;)

尺八を吹くきっかけをくれた、そして世界の広さを認識させてくれたオーストラリア。恩返しの気持ちも込めて、そして『よりよい日豪の文化交流』のために。

一音入魂で頑張ってきます!!!


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天候にも恵まれてリハーサルまでの隙間の時間などで観光もさせてもらってます!ありがたやヽ(*´▽)ノ♪


オペラハウスー!!!
………が白く飛んでよく見えないので、女性陣の協力を得て、るるぶ風に撮ってみました。


このバカンス感よ(笑)



オーストラリアで一番古い教会!

写真では伝えきれぬ素晴らしさ(´;ω;`)

右手のタワーはシドニータワー!
22年前も見たような見てないような(^q^)

ミートパイが有名なお店で買ったホットドッグ(笑)ミートパイ買わんのかーい!!
めちゃうまでしたが(о´∀`о)

慎さんはちゃんとミートパイ!分けてもらいましたが、お肉が挽き肉じゃなくてちゃんと肉!!ゴロンとした肉が入ってんの。衝撃。

さぁ、この写真は誰が撮ったでしょーか!!

晩飯にベイエリアへ!

シドニーはシーフードも美味しい!からこんないい顔しちゃう♪


AUNJからだの固さランキング!!(笑)



シドニー在住のアボリジニでディジリドゥ奏者のマシューさん!!めっちゃ気さくだし色んなシーンに合わせてくれるし、何より音がヤヴァイ!!楽器の構造は全然違うけど倍音もバリバリで尺八吹きとして刺激をめっちゃもらってます♪


という事でまだまだ旅は続きます!
よく食べ、よく吹き、よく飲み♪元気にオージーライフを過ごします!!

あ、次週までにマレーシアにも行くよ!!!

石垣征山