どうもやはり火曜日は僕のところに来たがらないみたいです(世迷い言)

ゴメンナサイ…(´;ω;`)
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部屋と尺八とわたしの話vol.6


前回の最後で尺八を新しいものに替えたのは、AUNJクラシックオーケストラの活動が大きく関係している、という事実までお話ししました。

我々AUNJは、日本の和楽器のみで構成されたグループで、
・篠笛
・能管
・尺八
・中棹三味線
・太棹三味線
・箏
・17弦
・鳴り物(チャッパなど)
・和太鼓

などの楽器で構成されているのですが…
このグループでぶち当たった壁は、
『楽器の音量差』
です。

其れまで使っていた楽器(Aちゃん)でも、尺八吹きとしてはまあまあ大きい音を出せる方だった自分ですが(おそらく)、それでも埋めがたい音量差が生まれていました。

和太鼓って本当かどうか、世界で一番大きな音が出る楽器なんですって!(マイクなどを通さない生音として。)
で、中棹三味線だったりお箏はなおのこと音量差が激しくなるので、マイクなどを使うのですが、それにしても限界がある!!

そこで『楽器自体としてより大きな音が鳴らせるようになりたい!』と考えるようになったのは、もしかしたらとても自然なことだったのかもしれないですね。

新しい楽器、Bちゃんの何よりの魅力は『音量の底上げ』でした。太鼓とガチンコでぶつかっても負けないようにする、その一助になっているのは間違いありません。(それでも本気でぶつかったらしんどいですけど(笑))
もちろん音量だけではない魅力もたくさんありますよ!!

で、得意があれば当然不得意も生まれて、爆音の鳴る分とってもピーキーで、音量調節や弱音そのものを出すことが非常にシビアになりました。

どんなに大きな音がなっても、それしかなかったら、人は慣れちゃってその音が『大きい音だと思わなくなっちゃう』んですね。

これは感覚的なものもあるけれど、物理的な話もあって。。。

ゲームセンターなどの大きな音が鳴りつづける場所にいたあとに、外に出ると音が聴きづらいことありませんか?
あれ、鼓膜が引っ込んじゃってるんですよね。(表現が正しいかは分かりませんが。)大きな音が鳴り続けてる環境に対して、体が無意識に鼓膜を引っ込めて、必要以上な音を聴かないようにする、自衛反応と言うか。。。

(因みに、聞きたくない話が続くときに鼓膜が引っ込んじゃう事もあるとか(笑)SLAM DUNKの花道の耳パタンみたいな感じですかね(^q^))

で、逆に聴きたい部分が消え入るような小さい音量だと、聴きたい音を聞き取れるように体が、耳がより鋭敏になると。鼓膜が飛び出すわけではないでしょうが(笑)、まあ、聴く体勢ができるんでしょうね。

自分一人で演奏する分にはこの消え入るような音と、所謂おおきい音で、十分色々なものを表現できたと思うのですが、大勢で音楽をするとなるとそれだけではダメなんですね。


ここまでで十分伝わったかとも思いますが、音楽は『音が大きければ大きいだけよい』って訳でもないんですよね。小さい音だって立派な音楽。
それに加えて無数の音色があるわけで…新しい楽器に替えて、どんなに出すのが難しくなっても、小さい音で、その音色をいかに操るか、これは非常に難しいところでもあり、かつ、一番愉しいとこなんですよねー!


結局。

新しい楽器になったことで、より大きい音が出せるようになり、小さい音を出すことは前よりも難しくなったけど、訓練の結果、Maximumな音量からMinimumな音量までの幅がぐんっと広がったんですよ!!これは楽しくて仕方ない!!!


と、ここまで来て、じゃあ何で前の楽器を使う必要が出てきたの?という至極当たり前な疑問が生まれてきます。


その答えは…また次回!!


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いやー、ながいわ!!!(笑)
皆、ついてきてる…!?

…もうでもここまで来たら誰もついて来れてなくても最後まで突っ走りますわ(^q^)




先週の土曜日は富山に行ってました!

楽屋のモニターを撮ったんだけど…
伝わるかなー、この、お袋のボス感(笑)



打ち上げの建物の別会場では『水谷千恵子』さんがいらしてました。ちょっと見に行きたかった!!(笑)




そして今日はトッパンホールでJFC作曲コンクールの助演!!

二曲演奏したうちの一曲、フルートとの二重奏で共演させていただいた神田さんと!
話をしてみたら大学の二年後輩で同じ時期に通ってた!!お互い全然わからなかったけど(笑)
すごく素敵な人柄と演奏で引っ張ってもらいました♪おうちも近そうなんでまた飲みにでもいきたいなー!

もう一曲、チェロとの二重奏で共演させていただいた苅田さんとは写真撮り忘れ…またどこかでお会いできるかな!

参加させていただいた二曲ともとても刺激的で、またこれが自分の血肉となっていくんだろうなぁ…(*´ω`*)オワッテミレバタノシカッタ


今回のコンクールは和楽器と洋楽器が同数の編成の曲、という指定があり、沢山の和楽器奏者の方々ともお会いしました。みんな知り合いだった(笑)



一昨年シンガポールで開催された『卑弥呼-太陽の記憶-』で共演した箏の平田さんと笙の中村さんも出演されてました!
シンガポール、また行きたーい!!!



今週も遅れてしまってごめんなさい!!

また来週♪


石垣征山