今回幸いにも、フィリピン、ミャンマー、シンガポールすべての国で、箏のワークショップをさせて頂きました。
アウトリーチは日本でも力を入れていきたいことの1つで、海外での機会を頂けるなんて嬉しいかぎり。

ワークショップといっても、フィリピン、シンガポールは慎さんも書いてくれてる通り、皆さん箏をバリバリ弾かれる上に、現地の先生は、私たちと同じ沢井先生の系統!
ザ・運命♡


フィリピン。
ONE ASIAコンサートで共演してくれたメンバーの殆どがフィリピン大学で箏を専攻しており、箏ワークショップではバリバリ〜からの、AUNJとのコラボでは一人何種類もの民族楽器&歌という素晴らしきマルチぶり。
それぞれに日本語も勉強してるから、私が英語を思い出す前に彼らの日本語がでてくるという、ありがたい状況で。笑

この中の何名かは卒業のための箏リサイタルや論文に取り組んでいたり、或いは作曲をしたり、はたまた日本ではおことやさんに依頼する‘糸締め’を全ての楽器に対して行ったりと、その熱意とフィリピンでの沢井イズム継承に、心から感動。
日本でも気候の変化で管理の難しくなりつつ箏を、フィリピンの地で自分たちでメンテナンスしながら大切に弾いている姿、思い出しても涙でる!
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大学の永井先生は、大人になってフィリピンで箏を始め、ブランクもありつつ教える立場になって、今は日本人ひとり大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
みんなの演奏きいてたら、先生の愛情をとてもとても感じます。
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20面近い箏の糸締めしてる‘おとうさん’
と、永井先生。


シンガポールは、日本・シンガポール外交関係樹立50周年記念事業の一環として伺いました。
学内をバス移動するほどの広さがあるシンガポール国立大学の一室に箏ルームが。
元々オーストラリアで箏を始められた北井先生が、シンガポールにいらして立ち上げられたkotokotton♪
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こちらも学生さんによる箏グループで、かなり日本語堪能!フィリピンもそうだったけど、みんな漢字で縦書きの箏譜で演奏するんです。
演奏はものすごくパワフルで、前日のコンサートの疲れも余韻も吹き飛ぶ勢いに、私たちの沢井スイッチ、入りました。笑
日本人会の皆さんもいらしてまた別の曲を聴かせて下さって、短い時間ながらワンアジアメンバーとのこと、箏のこと、音楽のこと、色々お話させて頂きました。
皆さんのお顔がとても輝いてらしたのが印象的だったな。
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日本の楽器や音楽を、自国の文化と同じように愛してくれてる人たちと、伝道師である先生方がいらっしゃること。
箏と箏で繋がったご縁が、旅の始まりと終わりというタイミングだったのも、忘れられない思い出のひとつです。