私は昔から声が通らず、どちらかというと低音気味のこもった声が好きではありませんでした。
ハキハキと通る声の持ち主に憧れて、これはもう変えられないのかと諦めていました。
そんなコンプレックスだった声を褒められるようになったのは、ヨガ講師になってから。とても不思議でした。
「癒される」
「心地いい」
「話の間が絶妙」
確かにハキハキしたインストラクションだと心が落ち着かず癒されないですもんね。その場に適した声のトーンは確かにあります。
随分前に読んだ本の中に「1/fのゆらぎ」という言葉がありました。
小川のせせらぎの音や星の瞬き、ロウソクの炎の揺れに見られる自然界に存在するリズムのことです。私たちの心臓の鼓動や眼球の動きなどの生体リズムもこの「1/fのゆらぎがあるため、自然界の「1/fのゆらぎ」を感じると体が共鳴して心地よさを感じるんだそうです。
人の声にも「1/fのゆらぎ」があって、いわゆる癒される声のこと。もしかして私の声はこの「1/fのゆらぎ」に近いのかもしれません。
司会やスピーチ向きではありませんが、ヨガを伝える立場としてはちょうど良い声なのかもしれませんね。
私が生徒だった頃、声が大好きで癒される先生のクラスは、疲れている時こそ参加したくなってよく出ていました。
私はクラスの中で
「口から吐いて、ハ〜ッ」
と吐く息を長くさせて緩めることをします。
この吐く息の音も「1/fのゆらぎ」だそうですよ♪
疲れたら普段からやってみてください。
私のクラスが少しでも皆さんの癒しになれば嬉しいです💓