お金を作る方法はいくつくらいあるのだろうか。いろいろありそうだが、大きく分けると2つになる。一つは、キャピタルゲイン。これは資本の売却益による収入だ。そしてもう一つがインカムゲイン。これは定期的な資本を保有していることからのフローとして入る収入だ。

 

 

わかりやすく言えば、キャピタルゲインは資本の売却益だから、株式や不動産、もしくは個人の所有物をメルカリやブックオフなど使って売却したことで得る収入だ。インカムゲインは、資本からフローなので、最も身近なことは労働資本からの収入。つまり給料だ。給料以外で言えば、株式の配当や家賃収入といったところで、印税などの著作物からの収入もここに入ることになる。

 

 

つまり、世の中は、この2つのいずれかからの収入ということで理解すればよい。

すると、お金を作るためには、このどちらかの収入を増やすことを考えるということだ。理解を促すためには、分解して考えると良いから、自分自身でどこからいくらの収入があるかを整理してみると良い。

 

 

もし、インカムゲインとして、労働資本からの収入、給料しかないということであれば、これは危険だ。なにしろ労働資本からの収入には限りがある。自分の年齢もそうだし、当然上限も勤め先によって変わってきてしまう。ということは、労働資本からのキャピタルゲインだけではだめだということだ。

 

 

現在は副業がブームになってきているが、そもそも複数の収入の流れを作ることが収入を増やすためには必要だから、やっている人は随分前からいろいろな収入源を作ろうと頑張っていることだろう。

 

 

大事なことは、この2つはそれぞれ別々というわけではないということだ。キャピタルゲインとインカムゲインの説明を見ればわかる通り、どちらも資本が関係する。資本を売却するか、資本を保有することで得られる収入だから、そもそも資本を増やすもしくは、価値を高めることが重要だということがわかる。

 

 

資本という言葉をあまり聞きなれないかもしれないが、かの「金持ち父さん 貧乏父さん」でも『お金持ちは「資本」の話して、貧乏人は「収入」の話をする』ということが書かれていた。だからお金持ちと貧乏人は、会話がかみ合わないということを書いてある。

 

 

お金持ちは、いかに資産を増やして、そのキャピタルゲイン、もしくはインカムゲインをより多くしていくかという会話になる一方で、貧乏な人は、いつまでたっても労働資本からのインカムゲイン一つしか収入減がないからだ。

 

 

この違いを理解することで、ようやく次に進むことができる。

自分の資本はどのくらいだろうか?