人間追い詰められても良いことはない。実際に集中もできないし余計に気持ちが散漫になってしまう。あれもこれもとネガティブなイメージが頭の中にわいてきてしまって、気分も良くないといった負のスパイラルに陥る。それだけ過度なストレスは人をダメにしてしまう

 

 

そうならないようにするためには、まずは適度に緩急をつけて人生を過ごすということを前提で考えれば良い。人間息抜きが必要だということは、誰でも知っているし、だからこそそれはちゃんと実践させることが大事だ。

 

 

人間はそんなに弱くはないが、そこまで強くもない。だから、自分の限界値をある程度理解しておく必要がある。自分の限界はどこにあるのだろうか。根を詰めてやり続けられるのはどのくらいの長さだろうか。とはいえ、これはしゃくし定規に何時間とか、何日とか決められるものでもない。自分の感覚で理解するしかない。

 

 

うつになったりストレスで自殺をしてしまう人は、この限界値を超えていることに気づかずにいるか、もしくはその信号をあえて無視してしまった人たちだ。こういった人たちは、自分の内面に対しての優先順位を低くしてしまったといえるだろう。

 

 

だが、人間なにごとも気持ちの問題だ。病は気から、というように、気持ちが弱っていればいるほど病になる。だから、気持ちがちょっと弱ったな、と思ったときは休みを取ることに躊躇をしてはダメだ。弱みを見せることを良しとしない人ほど、この信号を無視してしまう。しかし、その先には、過度のストレスで体を壊す未来が待っている。

 

 

確かに、人間時にはいつもよりも根を詰めてやりこむ時間があっても良い。しかし、それを続けすぎることで、限界を超えていることに気づかない状態にしてはダメだ。このバランスを上手に保つことができる人ほど成果を出していけるだろう。

 

 

ただ、根を詰めて何かを成し遂げていくという際に気を付けておくべきことは、やっていてちゃんと楽しめているかどうかだろう。楽しいという気持ちは、自分自身をポジティブにして、より前進めるための原動力になる。小さい子供はこの欲求にまっすぐだから、楽しいことだけ目いっぱいやって、やりきって寝てしまう。大人になるとそのまっすぐさを失ってしまうようだ。