マタイによる 福音
〔そのとき、〕13・31イエスは、別のたとえを持ち出して、人々に言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、32どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」33また、別のたとえをお話しになった。「天の国はパン種に似ている。女がこれを取って三サトンの粉に混ぜると、やがて全体が膨れる。」
34イエスはこれらのことをみな、たとえを用いて群衆に語られ、たとえを用いないでは何も語られなかった。35それは、預言者を通して言われていたことが実現するためであった。「わたしは口を開いてたとえを用い、天地創造の時から隠されていたことを告げる。」
「わたしは口を開いてたとえを用い、天地創造の時から隠されていたことを告げる。」は詩編78編の2節からの引用です。
「たとえ」はヘブライ語では「マシャール」です。日本語で「たとえ」と言えば、難しいことを分かり易く何かにたとえることだと思われますが、マシャールは、「なぞかけ」です。それは聞き手に決断を迫る力ある言葉です。
天の国がからし種、パン種に似ているとイエスは謎かけをします。訊かれた人は、謎解きを迫られます。
わたしたちはどのように答えるのでしょうか。