マタイによる福音

 〔そのとき、〕8・1イエスが山を下りられると、大勢の群衆が従った。2すると、一人の重い皮膚病を患っている人がイエスに近寄り、ひれ伏して、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。3イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち、重い皮膚病は清くなった。4イエスはその人に言われた。「だれにも話さないように気をつけなさい。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めた供え物を献げて、人々に証明しなさい。」

 

 レビ記の規定により、重い皮膚病を患った人が病気が治った場合、祭司によって病気が完全にいえたと証明されなければ、家族や共同体に戻ることができません。

 イエスが業病を治したことが知られれば、本来の使命を遂行する妨げとなると考え、病気が治ったことを祭司だけに見せるようにと言ったのです。