ヨハネによる福音

 〔イエスは弟子たちの足をお洗いになった後、こう言われた。〕13・16「はっきり言っておく。僕は主人にまさらず、遣わされた者は遣わした者にまさりはしない。17このことが分かり、そのとおりに実行するなら、幸いである。18わたしは、あなたがた皆について、こう言っているのではない。わたしは、どのような人々を選び出したか分かっている。しかし、『わたしのパンを食べている者が、わたしに逆らった』という聖書の言葉は実現しなければならない。19事の起こる前に、今、言っておく。事が起こったとき、『わたしはある』ということを、あなたがたが信じるようになるためである。20はっきり言っておく。わたしの遣わす者を受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。」

 

 イエスは「食事の席から立ち上がって上着を脱ぎ」弟子たちの足を洗われました。外から家に入った客の足を洗うのは、食事の前におこなれるべきです。通常それは身分の低い召使いの仕事です。

 しかし、弟子たちの中で仲間の足を洗う人がいないまま、食事が始まったのではないでしょうか。イエスが食事の途中で立ち上がり、弟子たちの足を洗い始めたのは、弟子たちに取って驚くしかないことでした。

 マルコ、マタイ、ルカが最後の晩餐のようすを描くのに対して、ヨハネはイエスが弟子の足を洗うようすを描きます。

 イエスは弟子の足を洗い、弟子たちに「互いに愛し合い、仕え合う」よう教えられたのです。