ルカによる福音
〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕12・49「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。50しかし、わたしには受けねばならない洗礼がある。それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。51あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。言っておくが、むしろ分裂だ。52今から後、一つの家に五人いるならば、三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。53父は子と、子は父と、母は娘と、娘は母と、しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、対立して分かれる。」
イエスの言葉は、「地上に愛と平和をもたらす救い主」というイメージを覆すような発言です。
イエスは、「イエスを受け入れるか、拒絶するか」という決断を弟子たちに迫ります。
初代教会でキリスト教徒に対する迫害が起こった時、イエスの言葉は現実のものとなりました。イエスを信じるか信じないかという信仰上の態度の違いが、家族の中で対立と分断を引き起こしました。
韓国の迫害時代での拷問の中には、信者の前で、信者ではない親を責め苦しめたことが遭ったと聞きました。自分が拷問を受けるよりも大きな苦しみを信者たちは味わったと言います。