ルカによる福音
〔そのとき、イエスは言われた。〕11・42あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。薄荷や芸香やあらゆる野菜の十分の一は献げるが、正義の実行と神への愛はおろそかにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もおろそかにしてはならないが。43あなたたちファリサイ派の人々は不幸だ。会堂では上席に着くこと、広場では挨拶されることを好むからだ。44あなたたちは不幸だ。人目につかない墓のようなものである。その上を歩く人は気づかない。」
45そこで、律法の専門家の一人が、「先生、そんなことをおっしゃれば、わたしたちをも侮辱することになります」と言った。46イエスは言われた。「あなたたち律法の専門家も不幸だ。人には背負いきれない重荷を負わせながら、自分では指一本もその重荷に触れようとしないからだ。」
イエスを食事に招いたファリサイ派の人は、イエスだけを招いたのではなく、ファリサイ派や律法の専門家の友人も招き、彼らは食事の席に共にいました。
あまりの強烈な批判に同席していた律法の専門家がイエスに抗議するとイエスの批判の矛先は律法学者に及びます。
イエス時代のファリサイ派と律法学者は、ユダヤ社会において、高い宗教的・社会的地位を享受していました。彼らは民衆から尊敬を集める知識人であり、日常生活における神の律法の解釈と適用において、絶大な影響力を持っていました。
彼らを敵に回すことは、身の危険を冒すことだと知りつつ、イエスは批判を緩めません