マタイによる福音

〔そのとき、イエスは人々に言われた。〕13・47「また、天の国は次のようにたとえられる。網が湖に投げ降ろされ、いろいろな魚を集める。48網がいっぱいになると、人々は岸に引き上げ、座って、良いものは器に入れ、悪いものは投げ捨てる。49世の終わりにもそうなる。天使たちが来て、正しい人々の中にいる悪い者どもをより分け、50燃え盛る炉の中に投げ込むのである。悪い者どもは、そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。

 51あなたがたは、これらのことがみな分かったか。」弟子たちは、「分かりました」と言った。52そこで、イエスは言われた。「だから、天の国のことを学んだ学者は皆、自分の倉から新しいものと古いものを取り出す一家の主人に似ている。」

 53イエスはこれらのたとえを語り終えると、そこを去った。。

 

 「天の国のたとえ」の最後は網のたとえです。ガリラヤ湖で網を打って漁をしていたペトロたちには分かり易いたとえだったと思います。

 

 世の終わりに網を引き上げるのは、漁師ではなく、天使たちです。網の中には良いものも悪いものもいます。網にかかっているものをより分けるのは天使たちです。

 

 教会の中で、対立や分派が起こっても、最終的な判断は自分たちがするのではなく、神におまかせするしかありません。

 

 「あなたがたは、これらのことがみな分かったか。」とイエスが尋ねると、「分かりました」と弟子たちは答えましたが、彼らはイエスの受難の時にはイエスを裏切ったり、見捨てたりします。

 

 聖アルフォンソ(リゴリ)司教教会博士については女子パウロ会ホームページをごらんください。

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=080101