マタイによる福音
1・18イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。19夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。20このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。21マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」22このすべてのことが起こったのは、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
23「見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」
この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。24ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れた。
イエス・キリストの降誕を待つ典礼季節を待降節と呼びますが、その中でも「12月17日から24日に至る週日は、いっそう直接に主の降誕の準備に向けられている」とされています。
マタイのイエス誕生物語では、主の天使はマリアではなくヨセフに現れます。ヨセフはマリアが妊娠しているのが分かると、ひそかに縁を切ろうとします。ヨセフが縁を切れば、マリアは父親が誰だか分からない子どもを出産することになり、場合によっては石殺しになる可能性もありました。
天使はヨセフに現れて、マリアを妻として迎え入れるように告げ、ヨセフは自分に与えられた使命を受け入れます。
ヨセフとマリアが神から与えられた使命を受け入れた結果、「神は我々と共におられる」ことを証しするイエスが誕生します。
イエスの誕生により、世界の各地で生まれる子どもたちはすべてイエスの弟や妹として生まれてくるのです。戦争をする者たちはヘロデと同じくイエスの誕生を拒絶するのだと思います。