数ヵ月が過ぎて
滝島竜馬は卒業し、あたしも
ほかの高校に転入が決まった。
あんなことがあったので、親に女子校に入れられた。
あのとき病院で、何度も電話が震えるのを
やりすごした。
レオさんからの10件以上のLINEも
ずっと未読のままだ
明日は土曜日という夜
あたしはあすかのうちに行くために
家を出た。
信号待ちで、向こう側に派手な格好をした怖くてヤバそうな人が立っていて、
やだな…とあまり見ないようにやりすごそうとした。
それなのにそのひとが、ふいに近づいてきて、
『すっげー久しぶり!元気だった?俺だよ俺』
オレオレ詐欺か
こんな金髪チャラ男知らないよ~
「えっ?あの…どなたでしたっけ?」
あれっ?
長い金髪に見え隠れする揺れる藍い石のピアスに見覚えがあるような気がした
でも…
ぼんやりしてたら、
その金髪チャラ男が
『ばーか!こんなわかりやすいナンパにひっかかってんじゃねーよ』
はぁ?
『あいかわらずだなーまなはぼんやりしてるから』
この声もしかして、
「朗!?」
『そーだよ、こんな頭だから、わかんなかった?俺、一応美容師志望だからさ。色々あんの』
そうとわかったら急に懐かしさが込み上げた。
『お嬢さんは金髪はお嫌いですか』
「なにそれー」
金髪は嫌いだけど、顔がいいから、このひとにはなんだって似合う。
『マジでナンパにひっかかってみる?』
「これからあすかんち行くからむり」
呼べばいーじゃん。と言われたけど、やめといた。
新しくしたという電話の番号を聞いて別れる。
滝島竜馬は卒業し、あたしも
ほかの高校に転入が決まった。
あんなことがあったので、親に女子校に入れられた。
あのとき病院で、何度も電話が震えるのを
やりすごした。
レオさんからの10件以上のLINEも
ずっと未読のままだ
明日は土曜日という夜
あたしはあすかのうちに行くために
家を出た。
信号待ちで、向こう側に派手な格好をした怖くてヤバそうな人が立っていて、
やだな…とあまり見ないようにやりすごそうとした。
それなのにそのひとが、ふいに近づいてきて、
『すっげー久しぶり!元気だった?俺だよ俺』
オレオレ詐欺か
こんな金髪チャラ男知らないよ~
「えっ?あの…どなたでしたっけ?」
あれっ?
長い金髪に見え隠れする揺れる藍い石のピアスに見覚えがあるような気がした
でも…
ぼんやりしてたら、
その金髪チャラ男が
『ばーか!こんなわかりやすいナンパにひっかかってんじゃねーよ』
はぁ?
『あいかわらずだなーまなはぼんやりしてるから』
この声もしかして、
「朗!?」
『そーだよ、こんな頭だから、わかんなかった?俺、一応美容師志望だからさ。色々あんの』
そうとわかったら急に懐かしさが込み上げた。
『お嬢さんは金髪はお嫌いですか』
「なにそれー」
金髪は嫌いだけど、顔がいいから、このひとにはなんだって似合う。
『マジでナンパにひっかかってみる?』
「これからあすかんち行くからむり」
呼べばいーじゃん。と言われたけど、やめといた。
新しくしたという電話の番号を聞いて別れる。