あすかの可愛らしい女の子部屋で
ひとつだけ異彩を放つものを見つけて、
思わず手に取った。

それは、黒っぽいゴチャゴチャした感じの表紙の雑誌だった。

パラパラとめくっていて、
はっとして手が止まる。

司…

(あ、それ最近お気に入りなんだー)
あすかが横から顔を出す。

(ちょーかっこいいでしょ、
そのひとツカサっていうんだよ)

色々しゃべるあすかの横で、うつむいた。

涙が…出て。隠すために

(まな?どーしたの?なに、なんで泣くの?)

あたしはあすかにしがみついて、いつしか嗚咽していた。

心のなかで何度も

彼の名を叫んでた。