高校生活は最悪で、
あたしはいじめられていた。
男の先生が、あたしをひいきして、
全然できてなくても点数をくれる。
お陰で友だちと呼べる子もいない。
あたしとしゃべってくれるのは先生とクラス委員の子と、たまたま隣になった席の子だけ。
へたにしゃべると、ターゲットになるから
誰もあたしに近寄らない。
今朝も下駄箱に詰められたゴミを片付けながら、
教室まで行くかどうか迷う。
こんなあからさまなイジメは、
テレビの世界だけと思ってた。
めんとうだな…はぁ。
ローファーをはいて、校門を出た。
なんか、体調が変だな
と感じてもいた。
やたら寒くて、ぼーっとする。
駅のホームのベンチに倒れた。
電話が鳴っていたけど、出る気にもなれない。
あたし、どうしちゃったのかな
家まで、帰れないかもしれない。
それでも頑張って乗り換えの駅まできた。
電車の中でも座席でほとんど寝ながら
〈大丈夫?〉
えっ?
知らない声が。遠くから聞こえた
あたしはSuicaを取ろうとしただけなのに、なぜか地面に膝をついていて、
次に肘をついておでこまでついた。
砂の臭いがして、呼吸が苦しい
どうしよう…ほんとにヤバイかも
〈どうしたの?〉
さっきの声が、急に近くなった。
あたしを抱き起こした人は、
グレーのスーツのおとな…
〈顔が真っ赤だ、熱?
病院に行った方がいいのかな。〉
わからない。
なんだかすごく、優しそうな目をしたひと。
「帰れ…ますから。」
〈無理だろ。こんなんで〉
ちょっと待っててとあたしをベンチに横にして、駅員を呼びに行った。
それから救急車が呼ばれて
さっきの優しそうな目をしたおとなが、
一緒に乗った。
こんなに優しい感じのひとを知らなくて、
思わずじっと見てしまった。
他に見るとこもなかったし
〈どうかした?〉
「ごめんなさい、なんでもないです。
ぼーっとしてただけで」
救急隊員のひとに事情を話しているのを聞いた。
あたしはいじめられていた。
男の先生が、あたしをひいきして、
全然できてなくても点数をくれる。
お陰で友だちと呼べる子もいない。
あたしとしゃべってくれるのは先生とクラス委員の子と、たまたま隣になった席の子だけ。
へたにしゃべると、ターゲットになるから
誰もあたしに近寄らない。
今朝も下駄箱に詰められたゴミを片付けながら、
教室まで行くかどうか迷う。
こんなあからさまなイジメは、
テレビの世界だけと思ってた。
めんとうだな…はぁ。
ローファーをはいて、校門を出た。
なんか、体調が変だな
と感じてもいた。
やたら寒くて、ぼーっとする。
駅のホームのベンチに倒れた。
電話が鳴っていたけど、出る気にもなれない。
あたし、どうしちゃったのかな
家まで、帰れないかもしれない。
それでも頑張って乗り換えの駅まできた。
電車の中でも座席でほとんど寝ながら
〈大丈夫?〉
えっ?
知らない声が。遠くから聞こえた
あたしはSuicaを取ろうとしただけなのに、なぜか地面に膝をついていて、
次に肘をついておでこまでついた。
砂の臭いがして、呼吸が苦しい
どうしよう…ほんとにヤバイかも
〈どうしたの?〉
さっきの声が、急に近くなった。
あたしを抱き起こした人は、
グレーのスーツのおとな…
〈顔が真っ赤だ、熱?
病院に行った方がいいのかな。〉
わからない。
なんだかすごく、優しそうな目をしたひと。
「帰れ…ますから。」
〈無理だろ。こんなんで〉
ちょっと待っててとあたしをベンチに横にして、駅員を呼びに行った。
それから救急車が呼ばれて
さっきの優しそうな目をしたおとなが、
一緒に乗った。
こんなに優しい感じのひとを知らなくて、
思わずじっと見てしまった。
他に見るとこもなかったし
〈どうかした?〉
「ごめんなさい、なんでもないです。
ぼーっとしてただけで」
救急隊員のひとに事情を話しているのを聞いた。